ミヤマキリシマ 花はなかげに
咲さきて可憐かれんな イワカガミ
風かぜにふるえる 峠とうげ越ごえ
目指めざす九重くじゅうの 高たかき尾根おね
スガモリ峠とうげの 鐘かねは鳴なる
霧きりのあいまに あらわれし
尾根おねの紅葉もみじの 鮮あざやかさ
つぶらに紅あかき コケモモの
実じつは指先ゆびさきに 冷つめたくて
スガモリ峠とうげの 鐘かねは鳴なる
三俣みつまたの樹氷じゅひょう 仰あおぎつつ
雪踏ゆきふみ分わけて 登のぼる道みち
北きたの千里せんりに 散ちり果はてし
若わかき命いのちを 哀かなしみて
スガモリ峠とうげの 鐘かねは鳴なる
ミヤマキリシマmiyamakirishima 花hanaかげにkageni
咲saきてkite可憐karenなna イワカガミiwakagami
風kazeにふるえるnifurueru 峠touge越goえe
目指mezaすsu九重kujuuのno 高takaきki尾根one
スガモリsugamori峠tougeのno 鐘kaneはha鳴naるru
霧kiriのあいまにnoaimani あらわれしarawareshi
尾根oneのno紅葉momijiのno 鮮azaやかさyakasa
つぶらにtsuburani紅akaきki コケモモkokemomoのno
実jitsuはha指先yubisakiにni 冷tsumeたくてtakute
スガモリsugamori峠tougeのno 鐘kaneはha鳴naるru
三俣mitsumataのno樹氷juhyou 仰aoぎつつgitsutsu
雪踏yukifuみmi分waけてkete 登noboるru道michi
北kitaのno千里senriにni 散chiりri果haてしteshi
若wakaきki命inochiをwo 哀kanaしみてshimite
スガモリsugamori峠tougeのno 鐘kaneはha鳴naるru