ふるさとの丘おかの 白しろい花はな
二人ふたりであるいた 小径みちに咲さき
胸むねに思おもい出で 匂におわせて
泣なかないつもりの 私わたしを泣なかす
ああ「さよなら」の
手紙てがみ一ひとつも残のこさずに
私わたしからあなたは 離はなれていった
ああそれは花はな匂におう
おぼろ月夜づきよの ころでした
ふるさとの丘おかの ぐみの木きに
今年ことしもまっ赤かな 実みが熟うれた
口くちにふくむと さみしくて
思おもわず知しらずに 逢あいたさ募つのる
ああいつか来くる
人ひとの別わかれも気きづかずに
しあわせのしずくに やさしくぬれた
ああ恋こいのはじまりは
おぼろ月夜づきよの ころでした
ああふるさとの
恋こいにめざめて泣なかされて
傷きずついた山鳩やまばと 私わたしはひとり
ああ遠とおい思おもい出でよ
おぼろ月夜づきよの ころでした
ふるさとのfurusatono丘okaのno 白shiroいi花hana
二人futariであるいたdearuita 小径michiにni咲saきki
胸muneにni思omoいi出de 匂nioわせてwasete
泣naかないつもりのkanaitsumorino 私watashiをwo泣naかすkasu
ああaa「さよならsayonara」のno
手紙tegami一hitoつもtsumo残nokoさずにsazuni
私watashiからあなたはkaraanataha 離hanaれていったreteitta
ああそれはaasoreha花hana匂nioうu
おぼろoboro月夜dukiyoのno ころでしたkorodeshita
ふるさとのfurusatono丘okaのno ぐみのgumino木kiにni
今年kotoshiもまっmomaxtu赤kaなna 実miがga熟uれたreta
口kuchiにふくむとnifukumuto さみしくてsamishikute
思omoわずwazu知shiらずにrazuni 逢aいたさitasa募tsunoるru
ああいつかaaitsuka来kuるru
人hitoのno別wakaれもremo気kiづかずにdukazuni
しあわせのしずくにshiawasenoshizukuni やさしくぬれたyasashikunureta
ああaa恋koiのはじまりはnohajimariha
おぼろoboro月夜dukiyoのno ころでしたkorodeshita
ああふるさとのaafurusatono
恋koiにめざめてnimezamete泣naかされてkasarete
傷kizuついたtsuita山鳩yamabato 私watashiはひとりhahitori
ああaa遠tooいi思omoいi出deよyo
おぼろoboro月夜dukiyoのno ころでしたkorodeshita