別わかれることは 死しぬよりも
もっと淋さびしい ものなのね
東京とうきょうをすてた 女おんながひとり
汽車きしゃから船ふねに 乗のりかえて
北きたへ流ながれる…
夜よるの海峡かいきょう 雪ゆきが舞まう
砕くだけた恋こいに 泣なけるのか
雪ゆきがふるから 泣なけるのか
ふたたび生いきて 逢あう日ひはないと
こころに決きめた 旅たびなのに
みれん深ふかまる…
夜よるの海峡かいきょう わかれ波なみ
いのちと想おもう 愛あいも無なく
海うみの暗くらさが 眼めにしみる
汽笛きてきよ 波なみよ おしえておくれ
私わたしの明日あすは どこにある
こころ 冷つめたい…
夜よるの海峡かいきょう ひとり旅たび
別wakaれることはrerukotoha 死shiぬよりもnuyorimo
もっとmotto淋sabiしいshii ものなのねmononanone
東京toukyouをすてたwosuteta 女onnaがひとりgahitori
汽車kisyaからkara船funeにni 乗noりかえてrikaete
北kitaへhe流nagaれるreru…
夜yoruのno海峡kaikyou 雪yukiがga舞maうu
砕kudaけたketa恋koiにni 泣naけるのかkerunoka
雪yukiがふるからgafurukara 泣naけるのかkerunoka
ふたたびfutatabi生iきてkite 逢aうu日hiはないとhanaito
こころにkokoroni決kiめたmeta 旅tabiなのにnanoni
みれんmiren深fukaまるmaru…
夜yoruのno海峡kaikyou わかれwakare波nami
いのちとinochito想omoうu 愛aiもmo無naくku
海umiのno暗kuraさがsaga 眼meにしみるnishimiru
汽笛kitekiよyo 波namiよyo おしえておくれoshieteokure
私watashiのno明日asuはha どこにあるdokoniaru
こころkokoro 冷tsumeたいtai…
夜yoruのno海峡kaikyou ひとりhitori旅tabi