夜よるの海うみに来きたの
ひとり泣なきに来きたの
雨あめに濡ぬれた浜辺はまべ
風かぜに偲しのぶあの日ひ
船ふねに揺ゆれたくちづけ
指ゆびにとけた黒髪くろかみ
夏なつの恋こいの想おもい出で
胸むねに消きえずさまよう
逢あえるように思おもえて
ひとり海うみを歩あるく
夜よるの海うみに来きたの
ひとり泣なきに来きたの
砂すなに書かいた言葉ことば
風かぜに消きえる夢ゆめか
愛あいの誓ちかいむなしく
波なみに遠とおく流ながれる
貝かいになってさまよう
帰かえる気きにもなれず
ひとり海うみを歩あるく
恋こいの終おわり悲かなしく
夜よるの海うみをただよう
愛あいのいたで苦くるしく
波なみを泣なかせてさまよう
逢あえるのぞみ失うせて
ひとり海うみを帰かえる
逢あえる願ねがいこめて
ひとり海うみに祈いのる
夜yoruのno海umiにni来kiたのtano
ひとりhitori泣naきにkini来kiたのtano
雨ameにni濡nuれたreta浜辺hamabe
風kazeにni偲shinoぶあのbuano日hi
船funeにni揺yuれたくちづけretakuchiduke
指yubiにとけたnitoketa黒髪kurokami
夏natsuのno恋koiのno想omoいi出de
胸muneにni消kiえずさまようezusamayou
逢aえるようにeruyouni思omoえてete
ひとりhitori海umiをwo歩aruくku
夜yoruのno海umiにni来kiたのtano
ひとりhitori泣naきにkini来kiたのtano
砂sunaにni書kaいたita言葉kotoba
風kazeにni消kiえるeru夢yumeかka
愛aiのno誓chikaいむなしくimunashiku
波namiにni遠tooくku流nagaれるreru
貝kaiになってさまようninattesamayou
帰kaeるru気kiにもなれずnimonarezu
ひとりhitori海umiをwo歩aruくku
恋koiのno終owaりri悲kanaしくshiku
夜yoruのno海umiをただようwotadayou
愛aiのいたでnoitade苦kuruしくshiku
波namiをwo泣naかせてさまようkasetesamayou
逢aえるのぞみerunozomi失uせてsete
ひとりhitori海umiをwo帰kaeるru
逢aえるeru願negaいこめてikomete
ひとりhitori海umiにni祈inoるru