赤いマフラー 歌詞
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泣なくに泣なけない 流ながれの旅たびよ
赤あかいマフラーは あの娘この形見かたみ
抱だいて偲しのぼか あの夜よるの夢ゆめを
風かぜのまにまに 流ながれて暮くらす
旅たびの花はななら 名なもない花はなよ
赤あかいマフラーに ほろりと落おちた
熱あつい涙なみだも 佗たしじゃないか
影かげはやつれて 思おもいは痩やせて
楽屋がくや泊どまりの 身みのはかなさよ
赤あかいマフラーを 抱だきしめながら
夢ゆめに見みようか あの娘この顔かおを
馬骨
2023/01/09 04:26
1951年(昭和26年)高橋掬太郎作詞、江口夜詩作曲の歌である・・詩人と言うものは悪戯者である・・何の経緯も分らない赤いマフラーが耳から離れない・・津村の何の誇張もない歌が返って赤いマフラーを浮かび上がらせている・・楽屋泊まりの身の儚さにせめ赤いマフラーを抱いてあの娘の夢を見ようと歌っているが、この単なるサラリーの私が、赤いマフラーの子がいると、危なく声を掛けそうになる・・