日暮ひぐれて鳥とりは 巣すに帰かえり
瀬せを行いく魚さかなは 岩いわの蔭かげ
人ひとは人ひとゆえ 人ひとを恋こい
人ひとは人ひとゆえ 人ひとに泣なく
誰だれと語かたらん 秋あきの夜よる
旅寝たびねの空そらに 名残月なごりのつき
行方ゆくえも告つげず 吹ふく風かぜは
梢こずえをふるわせ 遠とおざかる
花はなは花はなゆえ 花はなと咲さき
花はなは花はなゆえ 花はなと散ちる
紅くれない燃もゆる 色香かんばせも
移うつろい行いくは 世よの運命さだめ
行いく道みちはるか 山やまの端はに
夜よふけて流ながれる 星ほしひとつ
夢ゆめは夢ゆめゆえ 夢ゆめを追おい
夢ゆめは夢ゆめゆえ 夢ゆめに酔よう
汲くめど尽つきせぬ 我わが想おもい
旅路たびじの果はてに 名残月なごりのつき
日暮higuれてrete鳥toriはha 巣suにni帰kaeりri
瀬seをwo行iくku魚sakanaはha 岩iwaのno蔭kage
人hitoはha人hitoゆえyue 人hitoをwo恋koいi
人hitoはha人hitoゆえyue 人hitoにni泣naくku
誰dareとto語kataらんran 秋akiのno夜yoru
旅寝tabineのno空soraにni 名残月nagorinotsuki
行方yukueもmo告tsuげずgezu 吹fuくku風kazeはha
梢kozueをふるわせwofuruwase 遠tooざかるzakaru
花hanaはha花hanaゆえyue 花hanaとto咲saきki
花hanaはha花hanaゆえyue 花hanaとto散chiるru
紅kurenai燃moゆるyuru 色香kanbaseもmo
移utsuろいroi行iくはkuha 世yoのno運命sadame
行iくku道michiはるかharuka 山yamaのno端haにni
夜yoふけてfukete流nagaれるreru 星hoshiひとつhitotsu
夢yumeはha夢yumeゆえyue 夢yumeをwo追oいi
夢yumeはha夢yumeゆえyue 夢yumeにni酔yoうu
汲kuめどmedo尽tsuきせぬkisenu 我waがga想omoいi
旅路tabijiのno果haてにteni 名残月nagorinotsuki