東京流転笠 歌詞 大川栄策 ふりがな付

まっぴら御免ごめんなすって
手前てまえ 生うまれついての 風来坊ふうらいぼう
表通おもてどおりと わかっちゃいても
いつも横丁よこちょうへ それたがる
アアア いいさ
時代遅じだいおくれと 笑わらってやんな
それも承知しょうちの
それも承知しょうちの 東京とうきょう流転るてん笠がさ

まっぴら御免ごめんなすって
手前てまえ おんな苦手にがての 不粋ぶすい者もの
性しょうに合あわない ぬるま湯ゆよりも
独ひとり手酌てじゃくの 酒さけがいい
アアア いいさ
浮世うきよ苦労くろうの 振ふり分わけ荷物にもつ
しょわせきれない
しょわせきれない 東京とうきょう流転るてん笠がさ

まっぴら御免ごめんなすって
手前てまえ バカは死しんでも 癒なおらねえ
不義理ふぎりかさねて 勝手かってに生いきて
花はなが咲さこうと 咲さくまいと
アアア いいさ
骨ほねのずいまで 演歌えんかで通とおす
それも男おとこの
それも男おとこの 東京とうきょう流転るてん笠がさ