人生劇場 歌詞
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それが男おとこの 魂たましいじゃないか
義理ぎりがすたれば この世よは闇やみだ
なまじとめるな 夜よるの雨あめ
あんな女おんなに 未練みれんはないが
なぜか涙なみだが 流ながれてならぬ
男おとこごころは 男おとこでなけりゃ
解わかるものかと あきらめた
時世ときよ時節じせつは 変かわろとままよ
吉良きらの仁吉にきちは 男おとこじゃないか
おれも生いきたや 仁吉にきちのように
義理ぎりと人情にんじょうの この世界せかい
馬骨
2022/04/18 18:44
この歌の底流には実在の吉良の仁吉の仁義があって、清水次郎長に恩義を受けていた仁吉は自身と関係ない隣の者と次郎長の出入りに出向き、そこで討ち死にすると言う任侠物の実話が込められているのである・・義理が廃ればこの世は闇だ、なまじ止めるな夜の雨・・時世時節は変わろとままよ吉良の仁吉は男じゃないか・・豪快な村田節が強い男の義理を際立たせ、彩に、女に弱い男が粋な形で入っている歌である・・