Over the Season 歌詞 斉藤和義 ふりがな付

キリギリスが懐なつかしい庭先にわさきで鳴ないてる
ブロック塀べいには 今いまもストライクの的まと
穴あなを開あけてやるぞ ひとり心こころに決きめて
日ひが暮くれるまで 宿題しゅくだいやんなさいって怒おこられて

時じは流ながれていく 夢ゆめでも見みてるように
夏なつの匂においが 少すこし名残惜なごりおしそうに遠とおざかる
幻まぼろしなんかじゃない 僕ぼくはこの世界せかいで
優やさしい手てにそっと包つつまれて いつしか大人おとなになった

怖こわい夢ゆめにうなされて目めが覚さめた夜よるも
いつもそばで抱だきしめてくれた人ひと

時じは流ながれていく 夢ゆめでも見みてるように
照てれ臭くさくって ずっと言いえないまんまの ありがとう
ブロック塀べいの穴あな あの時ときの嬉うれしさ
今いまもまだ胸むねの奥おくで 恥はずかしそうに笑わらう
行いこう まだ見みたことのない季節きせつへ
キリギリスは歌うたうよ