霧雨きりさめに包つつまれてた世界せかいが
冷つめたい素顔すがおで振ふり向むいた
あの雲くもはどこまで旅たびするんだろう
何なにも持もたないで
いくつの声こえがぶつかり合あって
命いのちの赤あかい飛沫ひまつを降ふらせた
僕ぼくらはなぜ手てに入いれるため
失うしなうことを選えらび続つづけてる
花はなが揺ゆれている
風かぜが吹ふき荒あれる
次つぎは何なにを差さし出だせば生いきられる
空そら高たかく鳥とりのように
飛とべない僕ぼくたちは
傷きずを引ひきずって歩あるいた
正ただしさと正ただしさがぶつかって
あらたな翳かげを呼よび起おこした
僕ぼくの眼めは真実しんじつを見みたくって
灯火ともしびを掲かかげ
凍こごえるほどに虚うつろな夜よるも
身みを寄よせ合あえば朝あさは来くるだろう
僕ぼくらはなぜ傷きずつけ合あうの
いつまで…
同おなじ記憶きおく 繰くり返かえし歩あるくの
空そらの向むこう側がわで
名なも知しらぬ誰だれかが
想おもいに胸むねを焦こがしている
その色いろを 痛いたみを
僕ぼくら知しっているはずだ
標みちは繋つながっている
花はなが揺ゆれるように
風かぜが走はしるように
次つぎは何なにを追おいかけて生いきてゆく
空そら高たかく 鳥とりの翼つばさのない僕ぼくたちは
大地だいちに今いま、立たって
歩あるいた 信しんじた
霧雨kirisameにni包tsutsuまれてたmareteta世界sekaiがga
冷tsumeたいtai素顔sugaoでde振fuりri向muいたita
あのano雲kumoはどこまでhadokomade旅tabiするんだろうsurundarou
何naniもmo持moたないでtanaide
いくつのikutsuno声koeがぶつかりgabutsukari合aってtte
命inochiのno赤akaいi飛沫himatsuをwo降fuらせたraseta
僕bokuらはなぜrahanaze手teにni入iれるためrerutame
失ushinaうことをukotowo選eraびbi続tsuduけてるketeru
花hanaがga揺yuれているreteiru
風kazeがga吹fuきki荒aれるreru
次tsugiはha何naniをwo差saしshi出daせばseba生iきられるkirareru
空sora高takaくku鳥toriのようにnoyouni
飛toべないbenai僕bokuたちはtachiha
傷kizuをwo引hiきずってkizutte歩aruいたita
正tadaしさとshisato正tadaしさがぶつかってshisagabutsukatte
あらたなaratana翳kageをwo呼yoびbi起oこしたkoshita
僕bokuのno眼meはha真実shinjitsuをwo見miたくってtakutte
灯火tomoshibiをwo掲kakaげge
凍kogoえるほどにeruhodoni虚utsuろなrona夜yoruもmo
身miをwo寄yoせse合aえばeba朝asaはha来kuるだろうrudarou
僕bokuらはなぜrahanaze傷kizuつけtsuke合aうのuno
いつまでitsumade…
同onaじji記憶kioku 繰kuりri返kaeしshi歩aruくのkuno
空soraのno向muこうkou側gawaでde
名naもmo知shiらぬranu誰dareかがkaga
想omoいにini胸muneをwo焦koがしているgashiteiru
そのsono色iroをwo 痛itaみをmiwo
僕bokuらra知shiっているはずだtteiruhazuda
標michiはha繋tsunaがっているgatteiru
花hanaがga揺yuれるようにreruyouni
風kazeがga走hashiるようにruyouni
次tsugiはha何naniをwo追oいかけてikakete生iきてゆくkiteyuku
空sora高takaくku 鳥toriのno翼tsubasaのないnonai僕bokuたちはtachiha
大地daichiにni今ima、立taってtte
歩aruいたita 信shinじたjita