HEART BEAT 歌詞 YOASOBI YOASOBI 18祭 ふりがな付

いつか
心こころにも無ない軽口かるくちで
みだりに君きみを怒おこらせてしまったね
「ごめんね」さえ言いい出だせなかった
この心臓しんぞうの音おとがうるさくて

いつだっけ
これ以上いじょうは止とめにしようと
組くみ上あげてきた積つみ木きを手放てばなした
鼓動こどうに揺ゆれた指先ゆびさきに触ふれて
崩くずれてしまう前さきにと

そう 悩なやみの種たねは
いつも(いつも)
誰だれかのことと
明日あしたのことと
未来みらいのこと
ばかりだ
ねえ 考かんがえるほど駆かけ足あしで
脈打みゃくうつリズム
もっと上手じょうずに
もっと綺麗きれいに
刻きざめたら

足あしがすくんでしまっても
声こえが震ふるえても
お構かまいなし
心こころは置おき去ざりのままで
加速かそくしていくビート
まだ準備じゅんびも出来できていないのに

右みぎ向むけ右みぎの通とおりに
はみ出ださないように
揃そろえられた僕ぼくを取とり残のこしたままで
加速かそくする日々ひびよ
どんな風ふうに歩あるいていたっけ
どんな僕ぼくが僕ぼくだったっけ

ずっと遠とおくに見みていた
ずっと先さきの未来みらいは
ずっと近ちかくに来きていた
ずっとずっと

本当ほんとうに大事だいじなことは
いつも(誰だれも)
教おしえてくれない
これからのこと
肝心かんじんなとこ
今いまも考かんがえれば考かんがえるほど
分わからなくて
もっと格好良かっこよく
もっと胸むね張はって
進すすめたら

足あしがすくんでしまっても
声こえが震ふるえても
お構かまいなし
心こころは置おき去ざりのままで
加速かそくしていくビート
張はり裂さけてしまいそうだ

喉のどにつかえた「ごめんね」
揺ゆれ動うごく指先ゆびさき
いつも思おもえばこの胸むねの奥おくが
痛いたいほど脈打みゃくうつのは
かけがえないものに
愛あいするべきものに
触ふれた瞬間しゅんかんばかりだ

きっと
飛とび跳はねる心臓しんぞうが
鳴ならした音おとは
僕ぼくにとって本当ほんとうに大切たいせつなものを
教おしえてくれていたんだずっと
いつだって
誰だれかに貼はられた
「らしさ」は要いらない

どこまでも
響ひびけ僕ぼくのハートビート

誰だれでもない
自分じぶんの証あかし
誇ほこらしく鳴ならせ
張はり裂さけそうな
心こころで鳴ならせ
世界せかいで一ひとつの証あかし

ずっと遠とおくに見みていた
ずっと先さきの未来みらいは
ずっと近ちかくに来きている
ずっとずっと

ずっと前まえから僕ぼくが
ずっと探さがしていたものは
ずっと近ちかくにあったんだ
ずっとずっと

これは始はじまりの合図あいずだ