よみ:<Episode of VERDE - Part1>
<Episode of VERDE - Part1> 歌詞
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MYTH & ROID
- 2024.3.27 リリース
- 作詞
- MYTH & ROID
- 作曲
- MYTH & ROID
- 編曲
- MYTH & ROID
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街まちが沈しずんで、長ながい年月ねんげつのあと──。
大地だいちは浮上ふじょうし、廃墟はいきょとなった街まちは再ふたたび地上ちじょうに現あらわれた。
やがて人々ひとびとが住すみ着つき、街まちは再ふたたび活気かっきを取とり戻もどした。
新あらたな街まちの人々ひとびとは、海底かいていで腐食ふしょくした人ひとの彫刻ちょうこくを見みつけ、
これはこの地ちの神かみの像ぞうだと考かんがえた。
像ぞうを崇あがめる人ひとが増ふえ、やがて、像ぞうを神かみとした信仰しんこうが生うまれた。
像ぞうから導みちびきの声こえが聞きこえるとほらを吹ふいたものが教祖きょうそとなり、
彼かれの組織そしきが街まちを支配しはいした──。
街まちに暮くらすひとりの少女しょうじょ――彼女かのじょは両親りょうしんと仲なか睦むつまじく暮くらしていた。
ある日ひ、少女しょうじょは街まちはずれで見みつけた、ひとつの像ぞうに魅入みいられた。
憧あこがれと憂うれいを宿やどし、微笑ほほえむ少年しょうねんの像ぞう。
像ぞうの目めを覗のぞき込こむと、少女しょうじょの頭あたまに曖昧あいまいなイメージが去来きょらいし始はじめた。
それは、像ぞうが宿やどした過去かこの記憶きおくと感情かんじょう――。
その奔流ほんりゅうの中なかで少女しょうじょは、自分じぶんはこの少年しょうねんの生うまれ変かわりなのだと悟さとった。
絵えを描かきたいという衝動しょうどうが突如とつじょ湧わき上あがり、少女しょうじょは足早あしばやに帰路きろに着ついた。
街まちの掟おきてでは、像ぞうの絵えを描かいてはならなかった。
少女しょうじょは両親りょうしんの目めを盗ぬすんで像ぞうの絵えを描かいた。
ある日ひ、少女しょうじょが隠かくしていた絵えを、両親りょうしんが見みつけた。
両親りょうしんは少女しょうじょを密告みっこくし、少女しょうじょは罪つみに問とわれた。
少女しょうじょは神官しんかんに問とうた。「なぜ像ぞうの絵えを描かいてはいけないのですか」。
神官しんかんは答こたえた。「それが掟おきてだからだ」。
怒いかり、疑念ぎねん、情熱じょうねつ――少女しょうじょの思おもいを受うけ止とめる者ものはいなかった。
両親りょうしんでさえも。
少女しょうじょは街まちを追放おいはなされ、街まちの外そとに広ひろがる森もりへ追おいやられた。
大地だいちは浮上ふじょうし、廃墟はいきょとなった街まちは再ふたたび地上ちじょうに現あらわれた。
やがて人々ひとびとが住すみ着つき、街まちは再ふたたび活気かっきを取とり戻もどした。
新あらたな街まちの人々ひとびとは、海底かいていで腐食ふしょくした人ひとの彫刻ちょうこくを見みつけ、
これはこの地ちの神かみの像ぞうだと考かんがえた。
像ぞうを崇あがめる人ひとが増ふえ、やがて、像ぞうを神かみとした信仰しんこうが生うまれた。
像ぞうから導みちびきの声こえが聞きこえるとほらを吹ふいたものが教祖きょうそとなり、
彼かれの組織そしきが街まちを支配しはいした──。
街まちに暮くらすひとりの少女しょうじょ――彼女かのじょは両親りょうしんと仲なか睦むつまじく暮くらしていた。
ある日ひ、少女しょうじょは街まちはずれで見みつけた、ひとつの像ぞうに魅入みいられた。
憧あこがれと憂うれいを宿やどし、微笑ほほえむ少年しょうねんの像ぞう。
像ぞうの目めを覗のぞき込こむと、少女しょうじょの頭あたまに曖昧あいまいなイメージが去来きょらいし始はじめた。
それは、像ぞうが宿やどした過去かこの記憶きおくと感情かんじょう――。
その奔流ほんりゅうの中なかで少女しょうじょは、自分じぶんはこの少年しょうねんの生うまれ変かわりなのだと悟さとった。
絵えを描かきたいという衝動しょうどうが突如とつじょ湧わき上あがり、少女しょうじょは足早あしばやに帰路きろに着ついた。
街まちの掟おきてでは、像ぞうの絵えを描かいてはならなかった。
少女しょうじょは両親りょうしんの目めを盗ぬすんで像ぞうの絵えを描かいた。
ある日ひ、少女しょうじょが隠かくしていた絵えを、両親りょうしんが見みつけた。
両親りょうしんは少女しょうじょを密告みっこくし、少女しょうじょは罪つみに問とわれた。
少女しょうじょは神官しんかんに問とうた。「なぜ像ぞうの絵えを描かいてはいけないのですか」。
神官しんかんは答こたえた。「それが掟おきてだからだ」。
怒いかり、疑念ぎねん、情熱じょうねつ――少女しょうじょの思おもいを受うけ止とめる者ものはいなかった。
両親りょうしんでさえも。
少女しょうじょは街まちを追放おいはなされ、街まちの外そとに広ひろがる森もりへ追おいやられた。