ギンヤンマ 歌詞 四星球 ふりがな付

追おいかける 追おいかける ギンヤンマ 追おいかける
追おいかける 迷まよいこむ 変声期合唱団へんせいきがっしょうだん ギンヤンマ

タイムカードを記録きろくする音おと 夜勤明やきんあけの腫はれぼったい僕ぼくのまぶた
打うち抜ぬくマシンガンの音おとに聞きこえ まだまだ子こどもに戻もどれる余地よちあり
外そとに出でればお約束やくそくの頭痛ずつうにみまわれ 青あおさの眩まぶしさ 眩まぶしさの遠とおさ
はたまた近ちかさに気付きづく
今日きょうが明日あしたに変かわる瞬間しゅんかん 空そらはきれいで どんな目覚めざまし時計とけいよりも強烈きょうれつだ

追おいかける 追おいかける ギンヤンマ 追おいかける
追おいかける 迷まよいこむ 変声期応援団へんせいきおうえんだん ギンヤンマ

終おわったばかりの今日きょうと 始はじまったばかりの今日きょうの間ま
とまどい隠かくせぬ男おとこの前まえ トンボが低空飛行ていくうひこう 高たかく飛とべない男おとこへのあてつけか
低空飛行ていくうひこう

追おいかける 追おいかける ギンヤンマ 追おいかける
追おいかける 振ふりかざす 虫取むしとり網振あみふりかざす 影法師かげぼうし
空振からぶりですっからかん 蛇口じゃぐちひねれば生なまぬるい水みず
見兼みかねた太陽たいようが 虫取むしとり網重あみかさなって捕つかまったフリ

ポケットから取とり出だしたは文庫本ぶんこぼん しをりのページなかなか変かわらんなと笑わらう
読よむ暇ひまなく忙いそがしい毎日まいにちを 変かわらない現状げんじょうを 笑わらい飛とばす方法ほうほうを見みっけ
クッシャクシャにブッサイクに泣なきじゃくったとしても
赤あかん坊ぼうの産声うぶごえでありたいもんだねと 産声うぶごえがゆえに始はじまるのだと
始はじまるための涙なみだだと

追おいかける 追おいかける ギンヤンマ 追おいかける
追おいかける 旅たびガラス 夢取ゆめとり網振あみふりかざす 影法師かげぼうし
運はこんでは飛とんでいく コンクリートに雨あめのにおいと
夏終なつおわる切せつなさと 裏腹うらはら 新学期しんがっきへの胸騒むなさわぎを
追おいかける 追おいかける ギンヤンマ 追おいかける
追おいかける 迷まよいこむ 変声期合唱団へんせいきがっしょうだん

プライドを守まもるためだと言いって 捨すてたプライドもありました
僕ぼくのものならば全部近ぜんぶちかくにあるはずなのに 何なんでだろう 遠とおいんだろう
やけっぱち気味ぎみに空あき缶蹴かんけった フォームがやけに決きまってた
ナイスシュート!! ナイスシュート!!

変かわらないでいようと意識いしきした時点じてんで
それはもう変かわってしまっているというジレンマ
ならば恐おそれ知しらずのまま 変かわることも恐おそれずに追おいかける