遠とおく野末のずえに
夜汽車よぎしゃのあかり
闇やみに流ながれて
溶とけてゆく
思おもい出でだけの
蛍火ほたるびを
抱だいて宛あてない
おんなの旅たびは
夜よるが夜よるが 淋さみしすぎます
憂愁平野ゆうしゅうへいや
恋こいのぬけ殻がら
湯舟ゆぶねに沈しずめ
寒さむい心こころを
あたためる
ひと冬ふゆきりの
薄氷うすごおり
しのぎ切きれない
おんなの宿やどは
じんと じんと
酒さけが沁しみます 憂愁平野ゆうしゅうへいや
春はるのレールを
辿たどってゆけば
いつか涙なみだも
花はなになる
抱だかれたことが
夢ゆめならば
夢ゆめに逢あいたい
おんなの旅路たびじ
雪ゆきが雪ゆきが 空そらに連つれ舞まう
憂愁平野ゆうしゅうへいや
遠tooくku野末nozueにni
夜汽車yogisyaのあかりnoakari
闇yamiにni流nagaれてrete
溶toけてゆくketeyuku
思omoいi出deだけのdakeno
蛍火hotarubiをwo
抱daいてite宛ateないnai
おんなのonnano旅tabiはha
夜yoruがga夜yoruがga 淋samiしすぎますshisugimasu
憂愁平野yuusyuuheiya
恋koiのぬけnonuke殻gara
湯舟yubuneにni沈shizuめme
寒samuいi心kokoroをwo
あたためるatatameru
ひとhito冬fuyuきりのkirino
薄氷usugoori
しのぎshinogi切kiれないrenai
おんなのonnano宿yadoはha
じんとjinto じんとjinto
酒sakeがga沁shiみますmimasu 憂愁平野yuusyuuheiya
春haruのnoレreールruをwo
辿tadoってゆけばtteyukeba
いつかitsuka涙namidaもmo
花hanaになるninaru
抱daかれたことがkaretakotoga
夢yumeならばnaraba
夢yumeにni逢aいたいitai
おんなのonnano旅路tabiji
雪yukiがga雪yukiがga 空soraにni連tsuれre舞maうu
憂愁平野yuusyuuheiya