楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
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伍代夏子
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女ひとりの 笹舟で 流れてきました 時の川 夢はいつでも
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伍代夏子
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あなたと肩を 並べて飲んだ お酒が恋しい 雨降る路地は おまえと呼ばれて
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伍代夏子
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風に風に 群れとぶ鴎 波が牙むく 越前岬 ここが故郷
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伍代夏子
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指が反るほど 抱きしめられて 三日三晩で 女になった 夜が来るたび
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伍代夏子
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酔ってうたた寝 あなたの頬に 触れてしみじみ 幸せ思う 広い背中が
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伍代夏子
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春がくるのを 待ちきれず 咲いて悲しい
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伍代夏子
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髪が乱れる 裳裾が濡れる 風に鴎が ちぎれ飛ぶ 辛すぎる
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伍代夏子
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拝啓 男どの そなた 変らず お元気ですね
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伍代夏子
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指でおくれ毛 撫でつけて 紅もひと刷け 冬の花 あなた早く
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伍代夏子
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お江戸名物 チョチョイノ チョイチョイ 火事に喧嘩に 深情け
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伍代夏子
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非の打ちどころの ない人なんていませんよ こころに傷の ない人なんていませんよ 川を
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伍代夏子
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出雲大社へ旅をして 阿国のお墓を見つけました 惚けたような昼下がり 幾千万の日々越えて 笛や太鼓が聴えてきた……
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伍代夏子
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日暮れまぢかの 駅裏通り 指でふきとる 涙つぶ あなた
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伍代夏子
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胸におさめた はずなのに 霧も隠せぬ 恋がある 揺れるこころに
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伍代夏子
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路地にこぼれる 金木犀の香りに揺れる 面影よ… 一年待てば 三年待てる
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伍代夏子
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人目にふれる 花よりも 影で寄りそう 花がいい めぐり逢わせの
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伍代夏子
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山背が吠えて 海鳴りなけば 船は港で 待ちぼうけ やん衆かもめは
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伍代夏子
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深く身体 眠りつけば 心は風に乗り どこへだって 飛んでゆける
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伍代夏子
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幸せになってねと 夢のまにまに 母の声です 迷っていたから なおさらに
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伍代夏子
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銀杏の並木に 傘の花が咲く それぞれの人生 ちりばめながら 夢の続き捜しても
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伍代夏子
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ハァー あの日ローマで ながめた月が ソレ トトントネ
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伍代夏子
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百年前にもお会いしましたか 朱鷺色浴衣 可憐な娘 金王八幡宮 子授け祈願
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伍代夏子
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つるべ落しの 一筆に 染まる湯けむり かずら橋 髪の乱れで
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伍代夏子
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雨降るオランダ坂に あなたとふたり ふれる指さき アンブレラ はずかし嬉し
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伍代夏子
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途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど
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伍代夏子
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幸せさえぎる 冷めたい雨に 何度もつまずき 消えた恋 男もつらい
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伍代夏子
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恋はかりそめ なりゆきまかせ 軒ののれんは風まかせ 女ひとりじゃ 逆立ちしても
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伍代夏子
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雪の中から ひと彩紅く 花を咲かせた 寒椿 花つむぎ…
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伍代夏子
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やさしい言葉の 数よりも 恋しいあなたの 腕まくら 屋形船さえ
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伍代夏子
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黄昏に染まった 信濃の川は まるで解いた 帯のよう あなた明日は
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伍代夏子
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忘れてしまえと 風が啼く 鳥も凍えて 身を削る ここは終着
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伍代夏子
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川の流れを 朱に染める 燃える夕陽の 赤い帯 恋は
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伍代夏子
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紅 燃ゆる 遠の空 語れるものは ほどなく尽きる
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伍代夏子
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泣きました 笑いました 日めくりの 裏表
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伍代夏子
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あふれる涙を 蛇の目の傘に 隠して別れた 橋の上 形も見えない
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伍代夏子
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はらはら舞い降る 雪の中 小さく芽生えた 恋ひとつ いのち一途に
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伍代夏子
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あの町を 捨てたから もう戻れない ふたりです 世間の人には
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伍代夏子
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惚れた男は 気ままな夜風 今夜はどちらの 暖簾をゆらす 空けておきます
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伍代夏子
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人をだました こともない ふたりが世間を だましてる あなたの指が
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伍代夏子
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交わす目と目の ひと目惚れ 恋の運命を 信じたい 惚れた男の
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伍代夏子
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初めてあなたと 旅したときの 寝台列車に乗りました 心の隙き間に零れていたか 亡くした筈の
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伍代夏子
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ひとりでは漕げない 沖も見えない あなたと肩寄せ 棹を差す 辛い浮世の
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伍代夏子
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浮くも沈むも 運命のままに 惚れて寄り添う 恋の舟 人の噂も
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伍代夏子
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ひとりは冷たい この世でも 寄り添う ふたりは 暖かい
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伍代夏子
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ためらいもいつか溶けてく腕の中 強さにあらがうすべもない どうしていつもこうなの なんども恋して 癒えるまもない過去たち未来に
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伍代夏子
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心のなかで 死なせた恋を 弱いおんなが またねだる 情けあるなら
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伍代夏子
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提灯の紅あかり 浮きたつ桜に 誰を待つ ちらちらと散るでなく 花冷えしたまま
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伍代夏子
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傘に隠れて ふく涙 払いきれない 未練まで 耐えるのも
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伍代夏子
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愛想笑いで 世渡りできりゃ もっと暮しは 楽でしょに 愚痴がはずみで
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伍代夏子
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燃える西陽を 浴びながら 真っ赤に染まる 竹の海 まるで神楽か
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伍代夏子
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今朝は お立ちか 風待ち湊 碇を上げて 船がでる
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伍代夏子
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あれは七月 蝉しぐれ 瀬音したたる いで湯宿 ふたり渡った
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伍代夏子
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指を咬んで 声しのばせて 泣いてみたって 水のない川 たどる岸辺も
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伍代夏子
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月が弓引く 夕間暮れ 長い廊下は つなわたり 行けば地獄
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伍代夏子
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ああ あなた ここから先は 人生乱吹の 旅ですね
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伍代夏子
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汽笛がひとつ 鳴るたびに お酒注ぎ足す 雪が降る いい人だったね
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伍代夏子
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あなたに出逢って あなたを愛し 人恋う涙を 知りました 矢ぐるまの…
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伍代夏子
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江ノ電降りたら 日暮れ坂 今でもそのまま 残ってる あれから何年
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伍代夏子
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風にその身を 震わせながら 泣いて散る散る 恋紅葉 これが最後の
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伍代夏子
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川の瀬音が 耳元で 沁みてはじけて 渦になる あなた教えて
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伍代夏子
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川面に映る 茜の空が 心変わりに 澄んで見える 遠い瞳をして
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伍代夏子
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かたちばかりの 三三九度と 酔ってあなたは 浮かれ酒 ネオン函館
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伍代夏子
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殿方の人はいいですね お酒のラベルで旅をする たとえば薩摩の桜島 コップを換えて土佐の海 昭和の汽笛を
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伍代夏子
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右に石狩 左に小樽 昔しゃ鰊の 銀の海 あたしゃ一生
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伍代夏子
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夢と苦労の やりくりで やっと明日が みえてくる そんなあなたの
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伍代夏子
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四角四面の 世間と言うが 胸突き八丁の 浮世坂 くよくよするなよ
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伍代夏子
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秘めやかに 密やかに 通う小径に 咲く花は 夕暮れに
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伍代夏子
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恋には印紙も はんこもいらぬ 心通えば ふたりはひとつ 粋な噂で
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伍代夏子
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連絡船から ふらりと下りて はまなすみたいに 咲いた花です ほんの三月の
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伍代夏子
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どこまで続くの日本海 悲しさ波間にゆれている くちびる噛めば散る涙 ほろりほろりほろり あー肌を刺すよに
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伍代夏子
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遠く野末に 夜汽車のあかり 闇に流れて 溶けてゆく 思い出だけの
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伍代夏子
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雨がふる日は こころが濡れて 浮世小路の 灯も濡れる あなた好きよと
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伍代夏子
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仮寝の宿を捜し 飛ぶ鳥が 私の身がわりに 鳴きじゃくる あなたが恋しい
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伍代夏子
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この恋は 一生一度の恋なのに ひと冬も ふたり越せない冬花火
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伍代夏子
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小雨に打たれて 咲く時を知る 咲いてはかない 一年草 さみしさまぎれの
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伍代夏子
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別ればなしが いつ出ても 不思議じゃないのと 目を伏せる
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伍代夏子
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涙みせたら あなたが困る いいの いいのよ 眠ったふりして
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伍代夏子
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さらさらと落ちてゆく いのちの砂時計 誰も止められない 誰も戻せはしない 泣かないで
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伍代夏子
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子供の頃は 夕焼け空に 遠くの未来 見つめてた 何故に生まれて
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伍代夏子
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さむい夜更けの 盃に 男は夢を うかべ呑む 女は命を
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伍代夏子
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生まれたばかりの 嬰児は きっとこうして 眠るのね あなたの広い
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伍代夏子
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船のあかりや 灯台の 港夜景が つらいのは あのひとの顔
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伍代夏子
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凍る根雪の その下で 私の倖せ 春を待つ 人を信じて
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伍代夏子
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人がら実ちょく 初婚というし ミナミに住まいと 店舗があるし 仲人口と
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伍代夏子
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三味線の太悼 響くよに 波がちぎれて 舞いあがる 一か八かの
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伍代夏子
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赤いレンガの 倉庫が並ぶ 風の横濱 港の酒場 ドアが開くたび
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伍代夏子
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しょせん女は 裏方さんや 男はんとは 器が違う あなた叱って
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伍代夏子
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流れ星が空に降って 歌がいつも聴こえた くちびるを重ね合わせば 春の匂いが残された
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伍代夏子
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雨がとりもつ 縁かしら それとも誰かの いたずらか 皮肉なものね
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伍代夏子
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指をまるめて 覗いてみても 愛想なしです 男がひとり なにか喋って
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伍代夏子
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人という字に 連れ添った 夢という名の 儚なさを 何度も何度も
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伍代夏子
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軒先を叩いて 降る雨が 一重 二重に 重なって
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伍代夏子
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月を映した 湯舟に浸り 洗い流そか 未練の涙 肩に舞い散る
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伍代夏子
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三味の音みたいな 木枯らしが 窓のガラスに つきささる 夜がくる度
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伍代夏子
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愛のささやき 聞くときの 耳が 熱く 感じるの
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伍代夏子
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結んでください 二人の糸を 心に隠れた 蛍がさわぐ 未練
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