義理ぎりと人情にんじょうの
しがらみに
生いきてる身みには
幸福しあわせなんか
あると思おもえば
弱よわくなる
ましてふるさと
信州路しんしゅうじ
瞼閉まぶたとじれば遠とおくなる
遠とおくなる
辛つろうござんす
ひとり旅たび
つかずはなれず
群むれとぶ雁かりも
山越やまこえ帰かえる
日暮ひぐれのねぐら
明日あすは晴はれるか
峠路とうげじは
向むけた背中せなかに
散ちる落葉おちば
こころ細ぼそさに風かぜが泣なく
風かぜが泣なく
辛つろうござんす
ひとり旅たび
墨絵すみえぼかしの
七坂道ななさかみちは
草鞋わらじが冷つめたい
合羽かっぱが重おもい
未練みれんばかりが
後追あとおいかけて
つるべ落おとしの
秋あきがゆく
隠かくす涙なみだの三度笠さんどがさ
三度笠さんどがさ
辛つろうござんす
ひとり旅たび
義理giriとto人情ninjouのno
しがらみにshigaramini
生iきてるkiteru身miにはniha
幸福shiawaせなんかsenanka
あるとaruto思omoえばeba
弱yowaくなるkunaru
ましてふるさとmashitefurusato
信州路shinsyuuji
瞼閉mabutatoじればjireba遠tooくなるkunaru
遠tooくなるkunaru
辛tsuroうござんすugozansu
ひとりhitori旅tabi
つかずはなれずtsukazuhanarezu
群muれとぶretobu雁kariもmo
山越yamakoえe帰kaeるru
日暮higuれのねぐらrenonegura
明日asuはha晴haれるかreruka
峠路tougejiはha
向muけたketa背中senakaにni
散chiるru落葉ochiba
こころkokoro細bosoさにsani風kazeがga泣naくku
風kazeがga泣naくku
辛tsuroうござんすugozansu
ひとりhitori旅tabi
墨絵sumieぼかしのbokashino
七坂道nanasakamichiはha
草鞋warajiがga冷tsumeたいtai
合羽kappaがga重omoいi
未練mirenばかりがbakariga
後追atooいかけてikakete
つるべtsurube落oとしのtoshino
秋akiがゆくgayuku
隠kakuすsu涙namidaのno三度笠sandogasa
三度笠sandogasa
辛tsuroうござんすugozansu
ひとりhitori旅tabi