寒さむいな 雪ゆきの夜よるは
こころも凍しばれる
まして 流ながれる身みは
なおさら辛つらい
いつになったら
この背中せなの荷には
どこに降おろせば
いいのやら
ああ 北きたの春はるは
まだ遠とおい
振ふり向むきゃ 昨日きのう 今日きょうと
重かさねる旅たびは
いつか形なりもやつれ
影かげさえ薄うすい
わざと傷心いたみは
笑顔えがおでかくし
そっと のぞいた
なわのれん
ああ ひとり酒ざけは
またにがい
この坂さか 上のぼり下くだり
幸福しあわせ 尋たずねて
堪こらえ堪こらえながらの
奴やつがゆく
我慢がまん 辛抱しんぼう
承知しょうちはしても
儘ままにならない
世よの習ならい
ああ 北きたの北きたの
わかれ雪ゆき
寒samuいなina 雪yukiのno夜yoruはha
こころもkokoromo凍shibaれるreru
ましてmashite 流nagaれるreru身miはha
なおさらnaosara辛tsuraいi
いつになったらitsuninattara
このkono背中senaのno荷niはha
どこにdokoni降oろせばroseba
いいのやらiinoyara
ああaa 北kitaのno春haruはha
まだmada遠tooいi
振fuりri向muきゃkya 昨日kinou 今日kyouとto
重kasaねるneru旅tabiはha
いつかitsuka形nariもやつれmoyatsure
影kageさえsae薄usuいi
わざとwazato傷心itamiはha
笑顔egaoでかくしdekakushi
そっとsotto のぞいたnozoita
なわのれんnawanoren
ああaa ひとりhitori酒zakeはha
またにがいmatanigai
このkono坂saka 上noboりri下kudaりri
幸福shiawase 尋tazuねてnete
堪koraえe堪koraえながらのenagarano
奴yatsuがゆくgayuku
我慢gaman 辛抱shinbou
承知syouchiはしてもhashitemo
儘mamaにならないninaranai
世yoのno習naraいi
ああaa 北kitaのno北kitaのno
わかれwakare雪yuki