貴方あなたが去さったあとのこの部屋へや 白しろく濁にごっていく
過去かこは遥はるかな霧きりの様ようで
私わたしのもう二度にどとは示しめせない強つよさ 霞かすんでいく
今朝けさの別わかれが雨あめなら良いい
貴方あなたに逢あって孤独こどくを知しった
だけど失うしなった今私いまわたしは初はじめて本当ほんとうのひとり
馨かおる枇杷びわ 二人ふたりの庭にわはとうに朽くち傷いたんでいる
何度なんどもさようならを言いい過すぎて
どうか帰かえってもう一度いちどだけ
その時ときこそは貴方あなたの慈いつくしみを無駄むだにしないから
貴方あなたに逢あって孤独こどくを知しった
だから失うしなって今更いまさらながらまた貴方あなたを識しった
言葉ことばが宙ちゅうに舞まって枯かれたとき
やっと私わたしは気付きづいた
本当ほんとうにひとり
貴方anataがga去saったあとのこのttaatonokono部屋heya 白shiroくku濁nigoっていくtteiku
過去kakoはha遥haruかなkana霧kiriのno様youでde
私watashiのもうnomou二度nidoとはtoha示shimeせないsenai強tsuyoさsa 霞kasuんでいくndeiku
今朝kesaのno別wakaれがrega雨ameならnara良iいi
貴方anataにni逢aってtte孤独kodokuをwo知shiったtta
だけどdakedo失ushinaったtta今私imawatashiはha初hajiめてmete本当hontouのひとりnohitori
馨kaoるru枇杷biwa 二人futariのno庭niwaはとうにhatouni朽kuちchi傷itaんでいるndeiru
何度nandoもさようならをmosayounarawo言iいi過suぎてgite
どうかdouka帰kaeってもうttemou一度ichidoだけdake
そのsono時tokiこそはkosoha貴方anataのno慈itsukuしみをshimiwo無駄mudaにしないからnishinaikara
貴方anataにni逢aってtte孤独kodokuをwo知shiったtta
だからdakara失ushinaってtte今更imasaraながらまたnagaramata貴方anataをwo識shiったtta
言葉kotobaがga宙chuuにni舞maってtte枯kaれたときretatoki
やっとyatto私watashiはha気付kiduいたita
本当hontouにひとりnihitori