僕ぼくは鉄てつの爪つめとのこぎりみたいな牙きばを持もってる
頑丈がんじょうな毛皮けがわはどんな生いき物ものも傷きずつけられない
花はなを育そだて
種たねを食たべる
犬いぬは嫌きらいだ
ぼくに似にているから
ぼくの住すむ岩場いわばに君きみが迷まよいこんできたあの日ひ
しばらくの間あいだのぞいていたんだ
しまった気きづかれた
こっちに駆かけ寄よってきた
唸うなってみたのに
ぜんぜん怖こわがらなくて
細ほそくて白しろい手てが僕ぼくの首くびの後うしろをかいた
雷かみなりにうたれたみたいに
君きみを好すきになってしまったみたい
はじめての気持きもちだったよ
その気きになればすぐ
世界せかいの半分はんぶんが僕ぼくのものになるはずさ
そうしたいほど特別とくべつな気持きもちなんだ
世界せかいのもう半分はんぶんは君きみだけにあげよう
心臓しんぞうが止とまるほど喜よろこんでくれるんだろう
それから毎日君まいにちきみは僕ぼくのところに遊あそびにきた
一緒いっしょに花はなを育そだてて秋あきになったら種たねを食たべた
季節きせつが3度どまわる頃ころに
神様かみさまが僕ぼくに放はなった矢やが君きみを殺ころした
細ほそくて白しろい手てがもう僕ぼくに触ふれてはくれない
大好だいすきな君きみは土つちの下したで眠ねむる
神様かみさまを探さがし出だして
頭あたまから食たべてやるぞ
ついにその気きになってしまって
世界せかいのすべてが僕ぼくのものになったとしても
君きみだけがいない
どこを探さがしてもいないくて
向日葵ひまわりの種たねを岩場いわばにたくさん蒔まいたよ
土つちの下したで会あうときに
喜よろこんでくれるように
僕bokuはha鉄tetsuのno爪tsumeとのこぎりみたいなtonokogirimitaina牙kibaをwo持moってるtteru
頑丈ganjouなna毛皮kegawaはどんなhadonna生iきki物monoもmo傷kizuつけられないtsukerarenai
花hanaをwo育sodaてte
種taneをwo食taべるberu
犬inuはha嫌kiraいだida
ぼくにbokuni似niているからteirukara
ぼくのbokuno住suむmu岩場iwabaにni君kimiがga迷mayoいこんできたあのikondekitaano日hi
しばらくのshibarakuno間aidaのぞいていたんだnozoiteitanda
しまったshimatta気kiづかれたdukareta
こっちにkotchini駆kaけke寄yoってきたttekita
唸unaってみたのにttemitanoni
ぜんぜんzenzen怖kowaがらなくてgaranakute
細hosoくてkute白shiroいi手teがga僕bokuのno首kubiのno後ushiろをかいたrowokaita
雷kaminariにうたれたみたいにniutaretamitaini
君kimiをwo好suきになってしまったみたいkininatteshimattamitai
はじめてのhajimeteno気持kimoちだったよchidattayo
そのsono気kiになればすぐninarebasugu
世界sekaiのno半分hanbunがga僕bokuのものになるはずさnomononinaruhazusa
そうしたいほどsoushitaihodo特別tokubetsuなna気持kimoちなんだchinanda
世界sekaiのもうnomou半分hanbunはha君kimiだけにあげようdakeniageyou
心臓shinzouがga止toまるほどmaruhodo喜yorokoんでくれるんだろうndekurerundarou
それからsorekara毎日君mainichikimiはha僕bokuのところにnotokoroni遊asoびにきたbinikita
一緒issyoにni花hanaをwo育sodaててtete秋akiになったらninattara種taneをwo食taべたbeta
季節kisetsuがga3度doまわるmawaru頃koroにni
神様kamisamaがga僕bokuにni放hanaったtta矢yaがga君kimiをwo殺koroしたshita
細hosoくてkute白shiroいi手teがもうgamou僕bokuにni触fuれてはくれないretehakurenai
大好daisuきなkina君kimiはha土tsuchiのno下shitaでde眠nemuるru
神様kamisamaをwo探sagaしshi出daしてshite
頭atamaからkara食taべてやるぞbeteyaruzo
ついにそのtsuinisono気kiになってしまってninatteshimatte
世界sekaiのすべてがnosubetega僕bokuのものになったとしてもnomononinattatoshitemo
君kimiだけがいないdakegainai
どこをdokowo探sagaしてもいないくてshitemoinaikute
向日葵himawariのno種taneをwo岩場iwabaにたくさんnitakusan蒔maいたよitayo
土tsuchiのno下shitaでde会aうときにutokini
喜yorokoんでくれるようにndekureruyouni