何なにひとつ語かたれずに うずくまる人々ひとびとの
命いのちが今日きょうまたひとつ 街まちに奪うばわれた
憎にくしみの中なかの愛あいに 育はぐくまれながら
目覚めざめると やがて人ひとは大人おとなと呼よばれる
微笑ほほえみも 戸惑とまどいも意味いみを失なくしてゆく
心こころの中なかの言葉ことばなど 光ひかりさえ奪うばわれる
ただ一人ひとり 握にぎりしめた引ひき金がねを引ひく
明日あしたへと 全すべてを撃うち抜ぬく
ただ一人ひとり 答こたえを撃うち抜ぬく
何なにひとつ理由わけもしらず 悲かなしむ心こころへの
その衰あわれみは たやすく消けし去さられてゆく
暖あたたかな温ぬくもりに 手てを伸のばしてみても
誰一人だれひとり 心こころの中なかを知しる者ものなどない
ごらんこの涙なみだが滴したたるのを その意味いみと訳わけを
人ひとが一人ひとりで 生いきられぬための悲かなしみなのに
疲つかれの中弾丸なかたまをこめ 引ひきがねを弾ひく
誰だれに向むけ 今日きょうを撃うち抜ぬく
ただ一人ひとり 答こたえを撃うち抜ぬく
血ちにまみれて 汚けがれてしまう心こころ
償つぐなう術すべもなく生いきる
この世よに生せいをうけた時ときから 人ひとは誰だれもが
罪つみを背負せおい何時いつしか やがて銃じゅうの引ひきがねを弾ひく
いつの日ひか 自分じぶんを撃うち抜ぬく
ただ一人ひとり 答こたええを撃うち抜ぬく
明日あしたへと 全すべてを撃うち抜ぬく
ただ一人ひとり 答こたえを撃うち抜ぬく
何naniひとつhitotsu語kataれずにrezuni うずくまるuzukumaru人々hitobitoのno
命inochiがga今日kyouまたひとつmatahitotsu 街machiにni奪ubaわれたwareta
憎nikuしみのshimino中nakaのno愛aiにni 育haguくまれながらkumarenagara
目覚mezaめるとmeruto やがてyagate人hitoはha大人otonaとto呼yoばれるbareru
微笑hohoeみもmimo 戸惑tomadoいもimo意味imiをwo失naくしてゆくkushiteyuku
心kokoroのno中nakaのno言葉kotobaなどnado 光hikariさえsae奪ubaわれるwareru
ただtada一人hitori 握nigiりしめたrishimeta引hiきki金ganeをwo引hiくku
明日ashitaへとheto 全subeてをtewo撃uちchi抜nuくku
ただtada一人hitori 答kotaえをewo撃uちchi抜nuくku
何naniひとつhitotsu理由wakeもしらずmoshirazu 悲kanaしむshimu心kokoroへのheno
そのsono衰awaれみはremiha たやすくtayasuku消keしshi去saられてゆくrareteyuku
暖atataかなkana温nukuもりにmorini 手teをwo伸noばしてみてもbashitemitemo
誰一人darehitori 心kokoroのno中nakaをwo知shiるru者monoなどないnadonai
ごらんこのgorankono涙namidaがga滴shitataるのをrunowo そのsono意味imiとto訳wakeをwo
人hitoがga一人hitoriでde 生iきられぬためのkirarenutameno悲kanaしみなのにshiminanoni
疲tsukaれのreno中弾丸nakatamaをこめwokome 引hiきがねをkiganewo弾hiくku
誰dareにni向muけke 今日kyouをwo撃uちchi抜nuくku
ただtada一人hitori 答kotaえをewo撃uちchi抜nuくku
血chiにまみれてnimamirete 汚kegaれてしまうreteshimau心kokoro
償tsugunaうu術subeもなくmonaku生iきるkiru
このkono世yoにni生seiをうけたwouketa時tokiからkara 人hitoはha誰dareもがmoga
罪tsumiをwo背負seoいi何時itsuしかshika やがてyagate銃juuのno引hiきがねをkiganewo弾hiくku
いつのitsuno日hiかka 自分jibunをwo撃uちchi抜nuくku
ただtada一人hitori 答kotaeえをewo撃uちchi抜nuくku
明日ashitaへとheto 全subeてをtewo撃uちchi抜nuくku
ただtada一人hitori 答kotaえをewo撃uちchi抜nuくku