ウージの小唄こうた ただ静しずかに響ひびく夏なつの午後ごご
あぜ道みちを歩あるく足あしを止とめて 遥はるか空そらを見上みあげた
この島しまに注そそぐ陽ひの光ひかりは 傷跡きずあとを照てらし続つづける
あの悲かなしみを あの過あやまちを忘わすれることなかれと
この道みちが赤あかく染そまった日ひの 空そらはあまりにも高たかく
彼かれらの祈いのりも神様かみさまには届とどかなかったのでしょうか
それでもウージは唄うたう「憎にくむより愛あいせ」と
生いきることの喜よろこびを唄うたう
南みなみの海うみの小ちいさな島しま こんなにも美うつくしいのは
命いのちの喜よろこびを唄うたう あなたが居いるから
少女しょうじょは泥どろだらけの素足すあしで この道みちを歩あるきました
大切たいせつな人達ひとたちを守まもる為ため 鉄てつの雨あめに打うたれました
それでもウージは唄うたう「憎にくむより愛あいせ」と
悲かなしみの上うえに立たち 強つよく優やさしく 誇ほこり高たかくあれと唄うたう
風かぜの中静なかしずかに 生いきることの喜よろこびを唄うたう
ウuージjiのno小唄kouta ただtada静shizuかにkani響hibiくku夏natsuのno午後gogo
あぜaze道michiをwo歩aruくku足ashiをwo止toめてmete 遥haruかka空soraをwo見上miaげたgeta
このkono島shimaにni注sosoぐgu陽hiのno光hikariはha 傷跡kizuatoをwo照teらしrashi続tsuduけるkeru
あのano悲kanaしみをshimiwo あのano過ayamaちをchiwo忘wasuれることなかれとrerukotonakareto
このkono道michiがga赤akaくku染soまったmatta日hiのno 空soraはあまりにもhaamarinimo高takaくku
彼kareらのrano祈inoりもrimo神様kamisamaにはniha届todoかなかったのでしょうかkanakattanodesyouka
それでもsoredemoウuージjiはha唄utaうu「憎nikuむよりmuyori愛aiせse」とto
生iきることのkirukotono喜yorokoびをbiwo唄utaうu
南minamiのno海umiのno小chiiさなsana島shima こんなにもkonnanimo美utsukuしいのはshiinoha
命inochiのno喜yorokoびをbiwo唄utaうu あなたがanataga居iるからrukara
少女syoujoはha泥doroだらけのdarakeno素足suashiでde このkono道michiをwo歩aruきましたkimashita
大切taisetsuなna人達hitotachiをwo守mamoるru為tame 鉄tetsuのno雨ameにni打uたれましたtaremashita
それでもsoredemoウuージjiはha唄utaうu「憎nikuむよりmuyori愛aiせse」とto
悲kanaしみのshimino上ueにni立taちchi 強tsuyoくku優yasaしくshiku 誇hokoりri高takaくあれとkuareto唄utaうu
風kazeのno中静nakashizuかにkani 生iきることのkirukotono喜yorokoびをbiwo唄utaうu