はぐれないように と その手てに引ひかれて歩あるいた 蝉時雨せみしぐれが祭まつりを夏色なついろに染そめる
きつく締しめた帯おびさえ解ほどける体温たいおん 月つきも溶とけてく 何なにかが起おこりそうな熱帯夜ねったいや
誘さそいの言葉ことばを仕向しむけた 二度目にどめの着信ちゃくしん 焦じらした後あとのOK あれから二週間にしゅうかん
人ひとの波なみに押おされて近付ちかづく唇くちびる 目めをそらしたら完璧かんぺき 思おもわせ振ぶりなサイン
忍しのびない駆かけ引ひきも 慣なれたもんね 違和感いわかんはない
「…照てれるね」とか 言いったけれど あたし そんな純粋じゅんすいじゃない
花弁はなびらが舞まう夜空よぞらを見上みあげ 浮うき世よの刹那せつな 重かさね合あわせる
行方知ゆくえしれずのあたしのハート 心こころここに在あらず
一夜限ひとよかぎりの色沙汰いろざたもなく やがて祭まつりは終おわりを告つげる
あなたの視線気付しせんきづかないフリ 繋つないだ手てそのままで
向むき合あうことのない 矢印やじるしがいくつも飛とび交かう
諸行しょぎょうは無常むじょう 故ゆえ "情なさけ"なんて茶番ちゃばんの御祭囃子おまつりばやし
気紛きまぐれな流ながれ星ぼし 願ねがいなど叶かなえる気きはない
その台詞せりふ 遮さえぎるように あたしはただ涙なみだ 落おとした
枯かれ葉は 舞散まいちる 季節きせつを迎むかえ 浮うき世よの刹那暦せつなこよみは巡めぐる
行方知ゆくえしれずのあたしのハート 今いまもここに在あらず
恋こいの夜長よながに胸焦むねこがしても 過すぎた夏なつの日ひ 戻もどらないのに
オレンジ色いろの記憶きおくの中なかで あの日ひのあなたを想おもう
その台詞せりふを いま聴きかせて と 夜空よぞらを見上みあげ
あたしは ただ 自分勝手じぶんかってに あなたを想おもう
はぐれないようにhagurenaiyouni とto そのsono手teにni引hiかれてkarete歩aruいたita 蝉時雨semishigureがga祭matsuりをriwo夏色natsuiroにni染soめるmeru
きつくkitsuku締shiめたmeta帯obiさえsae解hodoけるkeru体温taion 月tsukiもmo溶toけてくketeku 何naniかがkaga起oこりそうなkorisouna熱帯夜nettaiya
誘sasoいのino言葉kotobaをwo仕向shimuけたketa 二度目nidomeのno着信chakushin 焦jiらしたrashita後atoのnoOK あれからarekara二週間nisyuukan
人hitoのno波namiにni押oされてsarete近付chikaduくku唇kuchibiru 目meをそらしたらwosorashitara完璧kanpeki 思omoわせwase振buりなrinaサインsain
忍shinoびないbinai駆kaけke引hiきもkimo 慣naれたもんねretamonne 違和感iwakanはないhanai
「…照teれるねrerune」とかtoka 言iったけれどttakeredo あたしatashi そんなsonna純粋junsuiじゃないjanai
花弁hanabiraがga舞maうu夜空yozoraをwo見上miaげge 浮uきki世yoのno刹那setsuna 重kasaねne合aわせるwaseru
行方知yukueshiれずのあたしのrezunoatashinoハhaートto 心kokoroここにkokoni在aらずrazu
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向muきki合aうことのないukotononai 矢印yajirushiがいくつもgaikutsumo飛toびbi交kaうu
諸行syogyouはha無常mujou 故yue "情nasake"なんてnante茶番chabanのno御祭囃子omatsuribayashi
気紛kimaguれなrena流nagaれre星boshi 願negaいなどinado叶kanaえるeru気kiはないhanai
そのsono台詞serifu 遮saegiるようにruyouni あたしはただatashihatada涙namida 落oとしたtoshita
枯kaれre葉ha 舞散maichiるru 季節kisetsuをwo迎mukaえe 浮uきki世yoのno刹那暦setsunakoyomiはha巡meguるru
行方知yukueshiれずのあたしのrezunoatashinoハhaートto 今imaもここにmokokoni在aらずrazu
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