心こころ猛たけくも 鬼神きじんならず
人ひとと生うまれて 情じょうはあれど
母ははをみ捨すてて 波なみこえてゆく
友ともよ兄あに等などとは 何時なんじ亦また会あわん
波なみの彼方かなたの蒙古もうこの砂漠さばく
男おとこ多恨たこんの身みの捨すてどころ
胸むねに秘ひめたる 大願だいがんあれど
生いきては帰かえさらむ 希きはもたじ
朝日あさひ夕日ゆうひを 馬上ばじょうに受うけて
星ほしの示しめせる どうじゃを行いかば
砂すなは逆巻さかまき 嵐あらしも何なにぞ
我われは越こえなん 千里せんりの砂漠さばく
心kokoro猛takeくもkumo 鬼神kijinならずnarazu
人hitoとto生uまれてmarete 情jouはあれどhaaredo
母hahaをみwomi捨suててtete 波namiこえてゆくkoeteyuku
友tomoよyo兄ani等nadoとはtoha 何時nanji亦mata会aわんwan
波namiのno彼方kanataのno蒙古moukoのno砂漠sabaku
男otoko多恨takonのno身miのno捨suてどころtedokoro
胸muneにni秘hiめたるmetaru 大願daiganあれどaredo
生iきてはkiteha帰kaesaらむramu 希kiはもたじhamotaji
朝日asahi夕日yuuhiをwo 馬上bajouにni受uけてkete
星hoshiのno示shimeせるseru どうじゃをdoujawo行iかばkaba
砂sunaはha逆巻sakamaきki 嵐arashiもmo何naniぞzo
我wareはha越koえなんenan 千里senriのno砂漠sabaku