お見みかけ通どおりの渡わたり鳥どり……
私わたし 生国しょうごくと発はっしまするは関東かんとう
関東かんとうと言いっても
関東かんとうはいささか広ひろうございます
海うみの玄関げんかん横浜よこはまで
生うまれた時ときから船ふねの汽笛きてきを子守唄こもりうたに
聞きいて育そだった私わたしです
ごめんなすって 皆々みなみなさまへ
切きった仁義じんぎに 嘘うそはない
港みなと 浜はまッ子こ ハマそだち
受うけた情なさけは かならず返かえす
これがこれが 私わたしの人生じんせいさ
袖そですり合あうもなにかの縁えん
以後いごお見知みしり置おき願ねがいます……
義理ぎりの深ふかさに くらべてみれば
海うみは浅あさいよ かもめ鳥とり
肌はだも鉄火てっかな ハマそだち
時ときと場合ばあいじゃ 自分じぶんを捨すてて
人ひとを人ひとをたすける 楯たてとなる
逢あえば別わかれる 人ひとの常つね……
あばよと 別わかれて行いきましょう
未練みれんは まっぴらごめんです……
丸まるい盃さかずき 笑わらって乾ほして
酒さけに誓ちかった こころ意気いき
人情にんじょう一輪いちりん ハマそだち
賭かけた勝負しょうぶにゃ 死しんでも勝かつが
恋こいの恋こいの涙なみだも 知しっている
おo見miかけkake通dooりのrino渡wataりri鳥dori……
私watashi 生国syougokuとto発haxtuしまするはshimasuruha関東kantou
関東kantouとto言iってもttemo
関東kantouはいささかhaisasaka広hiroうございますugozaimasu
海umiのno玄関genkan横浜yokohamaでde
生uまれたmareta時tokiからkara船funeのno汽笛kitekiをwo子守唄komoriutaにni
聞kiいてite育sodaったtta私watashiですdesu
ごめんなすってgomennasutte 皆々minaminaさまへsamahe
切kiったtta仁義jingiにni 嘘usoはないhanai
港minato 浜hamaッxtu子ko ハマhamaそだちsodachi
受uけたketa情nasaけはkeha かならずkanarazu返kaeすsu
これがこれがkoregakorega 私watashiのno人生jinseiさsa
袖sodeすりsuri合aうもなにかのumonanikano縁en
以後igoおo見知mishiりri置oきki願negaいますimasu……
義理giriのno深fukaさにsani くらべてみればkurabetemireba
海umiはha浅asaいよiyo かもめkamome鳥tori
肌hadaもmo鉄火tekkaなna ハマhamaそだちsodachi
時tokiとto場合baaiじゃja 自分jibunをwo捨suててtete
人hitoをwo人hitoをたすけるwotasukeru 楯tateとなるtonaru
逢aえばeba別wakaれるreru 人hitoのno常tsune……
あばよとabayoto 別wakaれてrete行iきましょうkimasyou
未練mirenはha まっぴらごめんですmappiragomendesu……
丸maruいi盃sakazuki 笑waraってtte乾hoしてshite
酒sakeにni誓chikaったtta こころkokoro意気iki
人情ninjou一輪ichirin ハマhamaそだちsodachi
賭kaけたketa勝負syoubuにゃnya 死shiんでもndemo勝kaつがtsuga
恋koiのno恋koiのno涙namidaもmo 知shiっているtteiru