じれったいほど あの娘このことが
泣なけてきやんす ちょいと三度笠さんどがさ
逢あうに逢あえぬと 思おもうほど
逢あいたさつのる 旅たびの空そら
ほんになんとしょ 渡わたり鳥どりだよ
投なげて占うらないなや あの娘このもとに
飛とんで帰かえれと ちょいと賽さいのかず
惚ほれた弱味よわみの うらの裏うら
賽さいの目めまでが お見通みとおし
ほんになんとしょ 渡わたり鳥どりだよ
雪ゆきの佐渡さどから 青葉あおばの江戸えどへ
恋こいを振ふり分わけ ちょいと旅たび合羽がっぱ
意地いじと喧嘩けんかにゃ 負まけないが
あの娘こが おれの泣なきどころ
ほんになんとしょ 渡わたり鳥どりだよ
じれったいほどjirettaihodo あのano娘koのことがnokotoga
泣naけてきやんすketekiyansu ちょいとchoito三度笠sandogasa
逢aうにuni逢aえぬとenuto 思omoうほどuhodo
逢aいたさつのるitasatsunoru 旅tabiのno空sora
ほんになんとしょhonninantosyo 渡wataりri鳥doriだよdayo
投naげてgete占uranaiなやnaya あのano娘koのもとにnomotoni
飛toんでnde帰kaeれとreto ちょいとchoito賽saiのかずnokazu
惚hoれたreta弱味yowamiのno うらのurano裏ura
賽saiのno目meまでがmadega おo見通mitooしshi
ほんになんとしょhonninantosyo 渡wataりri鳥doriだよdayo
雪yukiのno佐渡sadoからkara 青葉aobaのno江戸edoへhe
恋koiをwo振fuりri分waけke ちょいとchoito旅tabi合羽gappa
意地ijiとto喧嘩kenkaにゃnya 負maけないがkenaiga
あのano娘koがga おれのoreno泣naきどころkidokoro
ほんになんとしょhonninantosyo 渡wataりri鳥doriだよdayo