いとしいひとがいる 歌詞 沢田研二 ふりがな付

癒いやせぬ痛いたみで背せを向むけた あの日ひもこんな雨あめさ
二に年振ねんぶり出会であった笑顔えがおに 応こたえる僕ぼくがいる

切せつなさで できた恋こいは きっと あなたが最初さいしょで最後さいご
尖とんがった三日月みかづき ふたつで きらめいていたね
だけど過すぎた時間とき
それは胸むねにしまえる静しずけさになって
思おもい出でよりも いとしいひとがいる 今いまは

見慣みなれぬルージュのくちびるが 鮮あざやかすぎるみたい
流ながれる季節きせつは 世界せかいごと 僕ぼくを変かえていった

恋こいした頃ころには まるでぴかぴかしてた言葉ことばや仕草しぐさ
離はなれた距離きょりだけ 光ひかりを失うしなうと 知しるよ
そうさ過すぎた時間とき
語かたる 懐なつかしさならもういらないさ
思おもい出でよりも いとしいひとがいる 今いまは

あなたの笑顔えがおに 二度にどと動うごかぬ心こころで確たしかめてる
心こころはいつでもひとつの恋こいだけで 足たりる
そして胸むねの中なか灯ともる 明あかり見みつめて僕ぼくはつぶやく
思おもい出でよりも いとしいひとがいる 今いまは