赤あかい毛布もうふはおりながら 降ふりた町まちは
線路せんろ沿ぞいにかもめがとぶ 無人駅むじんえき
ほつれ髪がみにとまる雪ゆきを 口くちで吸すえば
なにもいわず身体からだよせた 小ちいさなおまえ
哭なくな哭なくなかもめ 逝いく船ふねもない
ここが故郷こきょうと決きめた
春はるになれば風かぜもなごみ はまなすも咲さく
ふたりの港町みなとまち
やぶれ窓まどが声こえを喚あげる 浜はまの番屋ばんや
背中せなかまるめおまえはただ 聴きいていた
流ながれ木こっ片ぱ拾ひろいあつめ 火ひをつければ
揺ゆれてともる片手かたてほどの しあわせあかり
吠ほえろ吠ほえろ海鳴うみなり 失なくした夢ゆめを
ここで捜さがすと決きめた
春はるになれば海うみもないで 岬みさきが光ひかる
ふたりの港町みなとまち
哭なくな哭なくなかもめ 逝いく船ふねもない
ここが故郷こきょうと決きめた
春はるになれば風かぜもなごみ はまなすも咲さく
ふたりの港町みなとまち
赤akaいi毛布moufuはおりながらhaorinagara 降fuりたrita町machiはha
線路senro沿zoいにかもめがとぶinikamomegatobu 無人駅mujineki
ほつれhotsure髪gamiにとまるnitomaru雪yukiをwo 口kuchiでde吸suえばeba
なにもいわずnanimoiwazu身体karadaよせたyoseta 小chiiさなおまえsanaomae
哭naくなkuna哭naくなかもめkunakamome 逝iくku船funeもないmonai
ここがkokoga故郷kokyouとto決kiめたmeta
春haruになればninareba風kazeもなごみmonagomi はまなすもhamanasumo咲saくku
ふたりのfutarino港町minatomachi
やぶれyabure窓madoがga声koeをwo喚aげるgeru 浜hamaのno番屋banya
背中senakaまるめおまえはただmarumeomaehatada 聴kiいていたiteita
流nagaれre木koっxtu片pa拾hiroいあつめiatsume 火hiをつければwotsukereba
揺yuれてともるretetomoru片手katateほどのhodono しあわせあかりshiawaseakari
吠hoえろero吠hoえろero海鳴uminaりri 失naくしたkushita夢yumeをwo
ここでkokode捜sagaすとsuto決kiめたmeta
春haruになればninareba海umiもないでmonaide 岬misakiがga光hikaるru
ふたりのfutarino港町minatomachi
哭naくなkuna哭naくなかもめkunakamome 逝iくku船funeもないmonai
ここがkokoga故郷kokyouとto決kiめたmeta
春haruになればninareba風kazeもなごみmonagomi はまなすもhamanasumo咲saくku
ふたりのfutarino港町minatomachi