一幕ひとまく芝居しばいの 人生じんせいを
飾かざれる夢ゆめさえ 今いまはなく
倖しあわせ失なくした 手てのひらに
今夜こんやもグラスが 揺ゆれている
ゆらゆら酔よえば ゆらゆらと
返かえらぬ昔むかしが 顔かおを出だし
涙なみだが耳みみもと 濡ぬらす夜よるは
はずした指輪ゆびわの 跡あとを噛かむ
淋さびしさ支ささえる ほほづえを
揺ゆさぶる冷つめたい 雨あめの音おと
夜更よふけて華はなやぐ 街まちの灯ひは
別わかれたあなたを 点ともしだす
シトシト降ふれば シトシトと
小雨こさめに未練みれんが またまじり
今夜こんやも酒場さかばの とまり木ぎが
ふる里さとみたいに なっていた
はらはら泣なけば はらはらと
あなたが恋こいしい 酒さけン中なか
今夜こんやも想おもい出で 泳およがせて
幸しあわせさがしの 夢ゆめを織おる
一幕hitomaku芝居shibaiのno 人生jinseiをwo
飾kazaれるreru夢yumeさえsae 今imaはなくhanaku
倖shiawaせse失nakuしたshita 手teのひらにnohirani
今夜konyaもmoグラスgurasuがga 揺yuれているreteiru
ゆらゆらyurayura酔yoえばeba ゆらゆらとyurayurato
返kaeらぬranu昔mukashiがga 顔kaoをwo出daしshi
涙namidaがga耳mimiもとmoto 濡nuらすrasu夜yoruはha
はずしたhazushita指輪yubiwaのno 跡atoをwo噛kaむmu
淋sabiしさshisa支sasaえるeru ほほづえをhohoduewo
揺yuさぶるsaburu冷tsumeたいtai 雨ameのno音oto
夜更yofuけてkete華hanaやぐyagu 街machiのno灯hiはha
別wakaれたあなたをretaanatawo 点tomoしだすshidasu
シトシトshitoshito降fuればreba シトシトshitoshitoとto
小雨kosameにni未練mirenがga またまじりmatamajiri
今夜konyaもmo酒場sakabaのno とまりtomari木giがga
ふるfuru里satoみたいにmitaini なっていたnatteita
はらはらharahara泣naけばkeba はらはらとharaharato
あなたがanataga恋koiしいshii 酒sakeンn中naka
今夜konyaもmo想omoいi出de 泳oyoがせてgasete
幸shiawaせさがしのsesagashino 夢yumeをwo織oるru