ランダーワンド 歌詞 ナナヲアカリ ふりがな付

生温なまぬるく濁にごるスコール そいつを飲のんで射うたれて育そだった
まるで食事しょくじをしながら溺おぼれている様ような日々ひびだった
弱よわいヤツ程ほど よく吠ほえるなんて散々さんざん言いわれてきたけど
本当ほんとうに弱よわけりゃ声こえすら出ださせてもらえないんだ
だから僕ぼくは歌うたうことを選えらんだんだ

安寧あんねいを纏まとったムジカ 陥落かんらくしたかの故郷こきょうでは
同調どうちょうと陶酔感とうすいかんに秀ひいでたクーデターが起おきた
振ふり上あがった拳こぶしがいつか
万歳ばんざいの掌てのひらになればいいなと
偽善ぎぜんに満みちた心こころで祈いのった

苛々いらいら嫌々いやいや街まちを抜ぬけ出だした
益々ますます増ましてく過酷かこくな旅たびだ
地図ちずも説明書せつめいしょも無ない
悪趣味あくしゅみな御伽おとぎの世界せかいに放ほうられた気分きぶん
テレパシーでも何なんでもないけど
監視かんしされてると肌はだで感かんじる
被害者ひがいしゃぶってるけど本当ほんとうは
僕ぼくもそっち側がわだった

アンニュイを纏まとったムジカ 陥落かんらくしたあの故郷こきょうには
洗脳せんのうと全能ぜんのう感かんに秀ひいでたプレデターが居いた
あれみたくは成なれないよ僕ぼくは
万ばん人にんの一いち番ばんじゃなくて良よいから
誰だれかの心こころでひそかに生いきてたいよ

何なん千ぜんと何なん万まんと言葉ことばを吐はいて汚よごしながら
僕ぼくは生いきる もう全部ぜんぶ全部ぜんぶ疲つかれたな
喉のどが痛いたいよ 耳みみも痛いたいよ
悪わるいけどここまでみたい
お先さきに一いち抜ぬけさせて貰もらうよ

最善さいぜんを尽つくしたけれど 万全ばんぜんを期きした場所ばしょでも
同調どうちょうと陶酔感とうすいかんに秀ひいでたクーデターが起おきた
この声こえが届とどかないなら
ただ子供こどもが喚わめいてる様ように見みえるなら
これほど救すくわれぬ物語ものがたりは無ないだろう

何なん千ぜんと何なに万まんと言葉ことばを吐はいて汚よごしながら
僕ぼくは生いきる もう全部ぜんぶ全部ぜんぶ疲つかれたな
とめて欲ほしいと言いいたかったよ
そんな時ときに限かぎってさ誰だれも見みてくれなかった
濁にごってしまった
誰だれにも見みられない場所ばしょに行いきたい
誰だれにも見みられない場所ばしょで生いきたい