snowdome 歌詞 Halo at 四畳半 ふりがな付

祈いのりの降ふる街まちで聖者せいじゃが歌うたう讃美歌さんびかのように
今夜こんやだけは美うつくしくいられますように
着飾きかざった夜よるの煌きらめきがふたりを包つつみ隠かくすようで
まるで知しらない国くにへと落おとされたみたい

冷ひえきったその手てを引ひいていくよ
向むかう先さきがわからずとも

凍こごえていた心こころを寄よせ合あうように
ふたりぼっちを飽あきるまで続つづけよう
降ふり積つもった思おもいが溶とけてしまう前まえに
君きみに伝つたえなくちゃなあ
恋こいをしていたんだ スノウドームの中なかで

「溶とけない雪ゆきがあればいいのに」
囁ささやくように君きみが言いった
その言葉ことばに隠かくれた思おもいも知しらずに

「終おわりがくることが美うつくしいんだ」と
馬鹿ばかな僕ぼくは嘘うそをついた

流ながれていく星ほしの中なか 踊おどる様ように
ふわり 落おちていく 小ちいさな雪ゆきの花はなも
触ふれてしまえば すぐさま消きえてしまうことを君きみが教おしえてくれた
恋こいをしていたんだ スノウドームの中なかで

忘わすれられずに閉とじ込こめた思おもいが
胸むねの中なか 蹲うずくまっている 春はるを待まつ花はなのように
凍こごえていた心こころも愛いとしいのは
そばにいつも笑わらい合あえる君きみがいたから

凍こごえていた心こころを寄よせ合あうように
ふたりぼっちをいつまでも続つづけよう
降ふり積つもった思おもいを束たばねて贈おくるよ
君きみに伝つたえにいこう

この街まちのようには美うつくしくないけど
溶とけることのないものを見みつけたんだよ
恋こいをしていたんだ スノウドームの中なかで