ためいきの向こう側 歌詞 なつきようこ ふりがな付

こんなに空そらが 青あおいなんて
こんなに花はなが 綺麗きれいなんて
あの日ひから 気きづかずに 生いきてきた
あなたが旅立たびだって 一人ひとりきり
何度春なんどはるが 過すぎたのかしら
ため息いきばかりの日々ひびで
だけど 今いま 気きがついたの
小鳥ことりのさえずりに あなたがいる
そよぐ風かぜの中なかに あなたがいる
長ながいため息いきの向むこう側がわに
そう･･･あなたがいる

初はじめて好すきに なった人ひとが
初はじめて好すきに なってくれて
新あたらしい表札ひょうさつも 飾かざったわ
あなたと暮くらしてた この部屋へやは
何なにを見みても 涙なみだを誘さそう
想おもい出でだらけの中なかで
だけど 今いま 気きがついたの
瞬またたくあの星ほしは 私わたしのため
庭にわで揺ゆれる花はなは 私わたしのため
いつもすぐ側そばに すぐそこに
ホラ･･･あなたがいる

だから もう うつむかない
窓辺まどべのカーテンを そっと開あけて
部屋へやに朝あさの風かぜを 入いれましょうか
長ながいため息いきの向むこう側がわに
そう･･･あなたがいる

そう･･･一人ひとりじゃない