海を込めて 歌詞 やなぎなぎ ふりがな付

白しろい殻からに海うみを込こめて

冷さめた砂浜すなはまに包つつまれて
何なにをするか考かんがえる
小ちいさい生いき物ものと暮くらしたり
飾かざられたり

メランコリックな日ひは
聞きいたこともないのに
クジラの歌うた思おもい出だす

白しろい殻からに海うみを込こめて
拾ひろったあなたに届とどけたいの
懐なつかしさに足あしを止とめる優やさしさを

うずまいた部屋へやのいちばん奥おく
秘密ひみついっぱい隠かくして
一体いったいどこまで運はこばれたら取とり出だせるの

潮騒しおさいが呼よんでても
ひとりでは戻もどれない
だから一緒いっしょに待まとうよ

同おなじ模様もようじゃないあなたを
真まっ白しろな貝殻かいがらにうつせば ほら
はんぶんこ

白しろい殻からに海うみを込こめて
拾ひろったあなたに届とどけたいの
居場所いばしょなんて探さがさないで
ただ耳みみを当あてていてよ

白しろい殻からに海うみを込こめて
拾ひろったあなたに届とどけたいの
懐なつかしさに足あしを止とめる優やさしさを

白しろい殻からに海うみを込こめて