よみ：ふゆつばき ～しろたえのけにん～
冬椿 ～白妙の化人～ 歌詞
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春はるやは遠とおき 夜半やはんの徒路かちじ降ふり積つむ雪ゆきは深々ふかぶかと染しむ
行方ゆくえも知しらぬただ身みすがらの私わたくしめを 夫つまは娶めとりて暮くらしつ
咲さき撓おおる冬椿はな 限かぎりなき美山みやま
流離さすらいの果はてに野の墓ばかを見みつけたり
世よは飢渇けかつして難なんに遭あへり よき里人さとびとの嘆なげきなせり
よろづの山賊やまだらは押おし掛かかる
惨むごらしき有様ありさま こそろと憤ふつくむ
亡なき数すう読よみめど いかがは悲かなしき
帰かえらぬ人ひとらは誰たれもあへしらはず
荒あれ惑まどふ雪ゆき 掻かき乱みだる心こころ
「其その首くし 刎はねたし 我われ 白妙しろたえの化け人にんなり」
闇路やみじに落あゆる椿つばき 蘇芳すおう 赤あかし血ちを零あえす
是これや此この古ふる物語ものがたり 雪ゆきじもの足音あおと無なく往いぬ
行方ゆくえも知しらぬただ身みすがらの私わたくしめを 夫つまは娶めとりて暮くらしつ
咲さき撓おおる冬椿はな 限かぎりなき美山みやま
流離さすらいの果はてに野の墓ばかを見みつけたり
世よは飢渇けかつして難なんに遭あへり よき里人さとびとの嘆なげきなせり
よろづの山賊やまだらは押おし掛かかる
惨むごらしき有様ありさま こそろと憤ふつくむ
亡なき数すう読よみめど いかがは悲かなしき
帰かえらぬ人ひとらは誰たれもあへしらはず
荒あれ惑まどふ雪ゆき 掻かき乱みだる心こころ
「其その首くし 刎はねたし 我われ 白妙しろたえの化け人にんなり」
闇路やみじに落あゆる椿つばき 蘇芳すおう 赤あかし血ちを零あえす
是これや此この古ふる物語ものがたり 雪ゆきじもの足音あおと無なく往いぬ
