思おもえばこれまでの人生じんせい
海原うなばらに浮うかぶ一艘いっそうの舟ふね
身みを粉こにし得えた対価たいかで
どうにか防ふせぐ波風なみかぜ
自由じゆうを求もとめ自由じゆうを恐おそれ
「いつか」という幻まぼろしの声こえ
行いきたい場所ばしょが見みつからない
帰かえりたい場所ばしょはあるのに
教おしえて
嗚呼ああ
教おしえて
嗚呼ああ
いつのまに削けずられ
均ならされてしまった
疑うたがわず限度げんどを
受うけ入いれてしまった
腐敗ふはいした世界せかいにも
花はなは咲さくと
握にぎりしめた種たね
今いまさら蒔まく場所ばしょなどなく
ただひとり立たち尽つくす
答こたえを求もとめうつむいた
視界しかいの隅すみに見慣みなれた靴くつ
顔かお上あげたその先さきに
朝日あさひを背せにした君きみ
「ただいま」
思omoえばこれまでのebakoremadeno人生jinsei
海原unabaraにni浮uかぶkabu一艘issouのno舟fune
身miをwo粉koにしnishi得eたta対価taikaでde
どうにかdounika防fuseぐgu波風namikaze
自由jiyuuをwo求motoめme自由jiyuuをwo恐osoれre
「いつかitsuka」というtoiu幻maboroshiのno声koe
行iきたいkitai場所basyoがga見miつからないtsukaranai
帰kaeりたいritai場所basyoはあるのにhaarunoni
教oshiえてete
嗚呼aa
教oshiえてete
嗚呼aa
いつのまにitsunomani削kezuられrare
均naraされてしまったsareteshimatta
疑utagaわずwazu限度gendoをwo
受uけke入iれてしまったreteshimatta
腐敗fuhaiしたshita世界sekaiにもnimo
花hanaはha咲saくとkuto
握nigiりしめたrishimeta種tane
今imaさらsara蒔maくku場所basyoなどなくnadonaku
ただひとりtadahitori立taちchi尽tsuくすkusu
答kotaえをewo求motoめうつむいたmeutsumuita
視界shikaiのno隅sumiにni見慣minaれたreta靴kutsu
顔kao上aげたそのgetasono先sakiにni
朝日asahiをwo背seにしたnishita君kimi
「ただいまtadaima」