晴はれた日ひよりも雨あめの日ひが好すきで
冷さめたふりしていつも泣なき虫むしで
鉛色なまりいろに染そまる部屋へやの中なかで
君きみが置おいていった硝子がらす壜びんだけが
色いろを集あつめて光ひかり反射はんしゃして
ただひとつ
綺麗きれいだった
「まぶしくて目めを閉とじている間あいだに、
大事だいじなものをもし見過みすごしてしまったら嫌いやだから、
太陽たいようより、私わたしは月つきが好すき」
鉛色なまりいろに染そまる部屋へやの中なかで
君きみが置おいていった硝子がらす壜びんだけが
色いろを集あつめて光ひかり反射はんしゃして
ただひとつ
綺麗きれいだった
悲かなしみがほどけない
巡めぐりくる明日あしたに
もう君きみはいない
悲かなしみがほどけない
小ちいさな硝子がらす壜びん
もう花はなは咲さかない
嗚呼ああ
晴haれたreta日hiよりもyorimo雨ameのno日hiがga好suきでkide
冷saめたふりしていつもmetafurishiteitsumo泣naきki虫mushiでde
鉛色namariiroにni染soまるmaru部屋heyaのno中nakaでde
君kimiがga置oいていったiteitta硝子garasu壜binだけがdakega
色iroをwo集atsuめてmete光hikari反射hansyaしてshite
ただひとつtadahitotsu
綺麗kireiだったdatta
「まぶしくてmabushikute目meをwo閉toじているjiteiru間aidaにni、
大事daijiなものをもしnamonowomoshi見過misuごしてしまったらgoshiteshimattara嫌iyaだからdakara、
太陽taiyouよりyori、私watashiはha月tsukiがga好suきki」
鉛色namariiroにni染soまるmaru部屋heyaのno中nakaでde
君kimiがga置oいていったiteitta硝子garasu壜binだけがdakega
色iroをwo集atsuめてmete光hikari反射hansyaしてshite
ただひとつtadahitotsu
綺麗kireiだったdatta
悲kanaしみがほどけないshimigahodokenai
巡meguりくるrikuru明日ashitaにni
もうmou君kimiはいないhainai
悲kanaしみがほどけないshimigahodokenai
小chiiさなsana硝子garasu壜bin
もうmou花hanaはha咲saかないkanai
嗚呼aa