夜明よあけ間近まぢかか 北きたの海うみは波なみも荒あらく
心細こころぼそい旅たびの女おんな 泣なかせるよう
ほつれ髪がみを指ゆびに巻まいて ためいきつき
通とおり過すぎる景色けしきばかり 見みつめていた
十九じゅうくなかばの恋こい知しらず
十九じゅうくなかばで恋こいを知しり
あなた あなたたずねて 行ゆく旅たびは
夏なつから秋あきへの 能登のと半島はんとう
ここにいると 旅たびの葉書はがきもらった時とき
胸むねの奥おくで何なにか急きゅうに はじけたよう
一夜いちやだけの旅たびの仕度したく すぐにつくり
熱あつい胸むねにとびこみたい 私わたしだった
十九じゅうくなかばの恋こい知しらず
十九じゅうくなかばで恋こいを知しり
すべて すべて投なげ出だし 馳かけつける
夏なつから秋あきへの 能登のと半島はんとう
あなた あなたたずねて 行ゆく旅たびは
夏なつから秋あきへの 能登のと半島はんとう
夜明yoaけke間近majikaかka 北kitaのno海umiはha波namiもmo荒araくku
心細kokorobosoいi旅tabiのno女onna 泣naかせるようkaseruyou
ほつれhotsure髪gamiをwo指yubiにni巻maいてite ためいきつきtameikitsuki
通tooりri過suぎるgiru景色keshikiばかりbakari 見miつめていたtsumeteita
十九juukuなかばのnakabano恋koi知shiらずrazu
十九juukuなかばでnakabade恋koiをwo知shiりri
あなたanata あなたたずねてanatatazunete 行yuくku旅tabiはha
夏natsuからkara秋akiへのheno 能登noto半島hantou
ここにいるとkokoniiruto 旅tabiのno葉書hagakiもらったmoratta時toki
胸muneのno奥okuでde何naniかka急kyuuにni はじけたようhajiketayou
一夜ichiyaだけのdakeno旅tabiのno仕度shitaku すぐにつくりsugunitsukuri
熱atsuいi胸muneにとびこみたいnitobikomitai 私watashiだったdatta
十九juukuなかばのnakabano恋koi知shiらずrazu
十九juukuなかばでnakabade恋koiをwo知shiりri
すべてsubete すべてsubete投naげge出daしshi 馳kaけつけるketsukeru
夏natsuからkara秋akiへのheno 能登noto半島hantou
あなたanata あなたたずねてanatatazunete 行yuくku旅tabiはha
夏natsuからkara秋akiへのheno 能登noto半島hantou