君色プロローグ 歌詞 水瀬いのり ふりがな付

まだ春はると呼よぶには遠とおい
風かぜの香かおりあつめて
隣となりを過すぎるその声こえに
胸むねが音おとをたてた

不確定ふかくてい式しきの未来みらいには
どんな色いろの
名前なまえをつけて呼よぼう
はにかむ横顔よこがお
眩まぶし過すぎるから

きれいな旋律せんりつになって
そっと会あいに行いきたいよ
変かわる景色けしき どうしよう
うまく描えがけなくて

空そらから零こぼれて落おちた
光ひかりを抱だきしめた
明日あすになれば わかるかな
でもあと少すこしだけ 見みていたい…

ページをめくる指先ゆびさきに
おどる文字もじのざわめき
まるで私わたしの鼓動こどうみたい
読よみ解とけずいた

甘あまいコーヒーに混まざっていく
この切せつなさ
ぐるぐる冷さましても
心こころに溢あふれて
君きみしか見みえない

いつかの映画えいがみたいな
ハッピーエンド思おもい出だす
ふたりという物語ものがたり
始はじめても良いいのかな どうなるの…

ひとり微睡まどろむ 電車でんしゃの中なか 君きみ
イヤフォンの向むこう響ひびくMusic
いつか一緒いっしょに聴ききたい

いますぐ伝つたえたくなる
言葉ことばのその宛あては
ひとつしかない"好すきだよ"と
声こえにしたくなるよ

きれいな旋律せんりつになって
いま 会あいに行いきたいよ
変かわる景色けしき 染そまってく
焦こがれてゆく想おもい
秘密ひみつじゃいられない
特別とくべつな距離きょりへと ねぇ、行いくよ