激浪 歌詞 阪本奨悟 ふりがな付

消けせない憧あこがれ 何なにがあっても掴つかみたい僕ぼくと
思おもい思おもいの願ねがいを燃料ねんりょうに その船ふね 動うごかしていた

目めにしてきた景色けしき 求もとめる幸しあわせ 違ちがっていても
幾重いくえに重かさなり たった一ひとつだけ 目的もくてき地ち 目指めざし

ひとりで為なせる力ちから 小ちいさくて嫌気いやけ 差さしていた僕ぼくのそば
あの人ひとも同おなじ目めをしていた

今いま 沈しずんでいく 沈しずんでいく 大おおきな大おおきな希望きぼうが
夢ゆめであれと何度なんど 祈いのっただろう
「まだ終おわれないんだ 止とまれないんだ」
突つき出だされた現実げんじつに 心臓しんぞうが そう強つよく 叫さけんでいる

SOS届とどかず 追おい風かぜは吹ふかず 途方とほうに暮くれ
多おおくの心こころに灯ともった明あかりが消きえかかっている

絶望ぜつぼうの淵ふち (打うち拉ひしがれる声こえ)
僕ぼくは見みつけた (溢あふれるその中なかに)
そのオールを力強ちからづよく握にぎる手て (生うまれる強つよい波紋はもん)

ひたすら 漕こいでいく 漕こいでいく 真まっ直すぐに前まえへと
まるで僕ぼくらに何なにか訴うったえるように
「ほら変かえていくんだ 繋つなげるんだ 苦くるしみを強つよさへと」
そんな声こえ 聞きこえるかのように

転換てんかん力りょく それはマイナスをプラスに変かえる力ちから
どんな苦境くきょうも好機こうきと捉とらえる力ちから
それによって もたらされた現在いまが きっと未来みらいを大おおきく変かえていく
そして いつでも僕ぼくらは その力ちからを試ためされているんだと思おもう

そうだ 沈しずんでいく 沈しずんでいく 立たち尽つくしていた過去かこが
今いまも 憧あこがれはここにある
「だから越こえていくんだ 渡わたっていくんだ 押おし寄よせる激浪げきろうを」
強つよくなれる そう信しんじ 僕ぼくら今いま 前まえへと漕こぎ出だしていく