私わたしが残のこした 置おき手紙てがみ
今頃いまごろ気きづいて いるかしら
互たがいに甘あまえて 暮くらしたら
あなたも私わたしも 駄目だめになる
最終さいしゅう切符きっぷ 握にぎりしめ
ひとり汽車きしゃ待まつ 涙なみだの旅路たびじ
あなたは世間せけんの 片隅かたすみで
このまま埋うもれる 人ひとじゃない
黙だまってこの身みを 引ひくことが
私わたしの最後さいごの 恩返おんがえし
鞄かばんにつめた 思おもい出でを
膝ひざに抱だきます 涙なみだの旅路たびじ
未練みれんの夜風よかぜが 襟元えりもとを
冷つめたく揺ゆらして 吹ふき抜ぬける
あなたが来くるはず ないものを
何度なんども振ふり向むき 汽車きしゃに乗のる
冷つめたく響ひびく ベルの音おと
ひとり明日あしたへ 涙なみだの旅路たびじ
私watashiがga残nokoしたshita 置oきki手紙tegami
今頃imagoro気kiづいてduite いるかしらirukashira
互tagaいにini甘amaえてete 暮kuらしたらrashitara
あなたもanatamo私watashiもmo 駄目dameになるninaru
最終saisyuu切符kippu 握nigiりしめrishime
ひとりhitori汽車kisya待maつtsu 涙namidaのno旅路tabiji
あなたはanataha世間sekenのno 片隅katasumiでde
このままkonomama埋umoれるreru 人hitoじゃないjanai
黙damaってこのttekono身miをwo 引hiくことがkukotoga
私watashiのno最後saigoのno 恩返ongaeしshi
鞄kabanにつめたnitsumeta 思omoいi出deをwo
膝hizaにni抱daきますkimasu 涙namidaのno旅路tabiji
未練mirenのno夜風yokazeがga 襟元erimotoをwo
冷tsumeたくtaku揺yuらしてrashite 吹fuきki抜nuけるkeru
あなたがanataga来kuるはずruhazu ないものをnaimonowo
何度nandoもmo振fuりri向muきki 汽車kisyaにni乗noるru
冷tsumeたくtaku響hibiくku ベルberuのno音oto
ひとりhitori明日ashitaへhe 涙namidaのno旅路tabiji