栄えた街の 歌詞 カネコアヤノ ふりがな付

今年ことしはもうきっと何処どこへも行いけない
憎にくらしい暑あつい夏なつも
今いまでは恋こいしく思おもえるよ

庭にわには皮肉ひにくにも花はなが咲さく
いつかは此処ここも離はなれるだろう
ふたりを連つれて

栄さかえた街まちの屋上おくじょうで干ほされたシーツは
よく似にてる 裸はだかのままの私わたしたちと

高たかい丘おかの上うえでここまできたと
疲つかれては腰こしを下おろす
今いまごろ歌うたでも歌うたえれば

約束やくそくを約束やくそくをひとつだけ
ふたりだけ 大事だいじなことは言葉ことばにするよ
信しんじていてね

栄さかえた街まちの夢ゆめよりも争あらそうことから
いつまでも守まもりあおうね 私わたしたちは
栄さかえた街まちの屋上おくじょうで干ほされたシーツは
よく似にてる 裸はだかのままの私わたしたちと

上手じょうずに泳およげなくても ふたりだけは