十六夜の月 歌詞 宮本浩次 ふりがな付

黄昏たそがれの浜辺はまべ
随ずい分前ぶんまえから こうして波なみを見みていた
暮くれてゆくお陽ひ様さまに踊おどる 光ひかる波なみを

いつかおまえとふたりで 行いったあの浜辺はまべさ
そう 町まちからそんなに離はなれてもない
車くるまで小こ一いち時間じかんばかりの旅たびさ for you

ああ いずれ悲かなしき day by day
そう 甘あまく切せつなき yesterday
そして 暮くれてゆく そう tonight
今宵こよいの風かぜに吹ふかれて思おもう

流ながれ流ながれて漂ただよう今いまも捨すてたもんじゃねえ
ヤバイくらいに恋こいこがれ
愛あいし愛あいされたあの美うつくしい思おもい出で
十六夜いざよいの月つき 輝かがやく空そらに 俺おれの heart は
意外いがいなくらい 静しずかに そして乾かわいたまま
揺ゆれる波なみを見みていた
月つきの光ひかり揺ゆれる

電車でんしゃの窓まどから
見みるともなく町まちの景色けしき見みていた
流ながれてゆく雨あめの町まち
いろんな思おもいや 旅たびへのあこがれ胸むねに抱だいて

ああ 忘わすれがたなき beautiful day
そう おまえが好すきだったあの町まちはずれの道みち
星屑ほしくずのランデヴー
もう二に度どと戻もどらぬ遠とおい日ひの物語ものがたり

今更いまさらだけど感謝かんしゃしてるのは 俺おれの方ほうだぜ
町まちは今いま雨上あめあがりビルのあい間まに
朧おぼろな月つきが浮うかんでる

流ながれ流ながれて漂ただよう今いまも捨すてたもんじゃねえ
ヤバイくらいに恋こいこがれ
愛あいし愛あいされたあの美うつくしい思おもい出で
十六夜いざよいの月つき 輝かがやく空そらに 俺おれの heart は
意外いがいなくらい 静しずかにそしてうるんだまま
浮うかぶ月つきを見みている
ビルのあい間ま 揺ゆれる
忘わすれがたき遠とおい思おもい出で for you