あの頃ころの私わたしには 選択肢せんたくしなど
無なかったし 夢ゆめなんか見みるものじゃなく
夜よるのすみか求もとめて その日ひその日ひ繋つないだ
痛いたみも薄うすれて
誰だれが終おわりまた次つぎ 彼かれが終おわりまた次つぎ
繰くり返かえし流ながされて
わが身みひとつしかなくてさ
嘆なげいても 喚わめいても
暮くれる夕闇ゆうやみに消けされた 涙なみだもろともに
避さけようにも避さけられない 恋こいに抱だかれて
この身体からだあるようで 実じつは無ないような
あなたがふと溢こぼした 温あたたかな哀あわれみが
見事みごとに私わたしの
硬かたく締しめ切きった心こころ そこに潜ひそむ幼気いたいけを
連つれ出だしてしまったから
わが身みひとつで愛あいしたよ
嘆なげいたり 喚わめいたり
濡ぬれた背中せなかに絡からませて 私わたしは夢見ゆめみた
わが身みひとつしかなくてさ
嘆なげいても 喚わめいても
暮くれる夕闇ゆうやみに消けされた 涙なみだもろともに
涙なみだもろともに
あのano頃koroのno私watashiにはniha 選択肢sentakushiなどnado
無naかったしkattashi 夢yumeなんかnanka見miるものじゃなくrumonojanaku
夜yoruのすみかnosumika求motoめてmete そのsono日hiそのsono日hi繋tsunaいだida
痛itaみもmimo薄usuれてrete
誰dareがga終oわりまたwarimata次tsugi 彼kareがga終oわりまたwarimata次tsugi
繰kuりri返kaeしshi流nagaされてsarete
わがwaga身miひとつしかなくてさhitotsushikanakutesa
嘆nageいてもitemo 喚wameいてもitemo
暮kuれるreru夕闇yuuyamiにni消keされたsareta 涙namidaもろともにmorotomoni
避saけようにもkeyounimo避saけられないkerarenai 恋koiにni抱daかれてkarete
このkono身体karadaあるようでaruyoude 実jitsuはha無naいようなiyouna
あなたがふとanatagafuto溢koboしたshita 温atataかなkana哀awaれみがremiga
見事migotoにni私watashiのno
硬kataくku締shiめme切kiったtta心kokoro そこにsokoni潜hisoむmu幼気itaikeをwo
連tsuれre出daしてしまったからshiteshimattakara
わがwaga身miひとつでhitotsude愛aiしたよshitayo
嘆nageいたりitari 喚wameいたりitari
濡nuれたreta背中senakaにni絡karaませてmasete 私watashiはha夢見yumemiたta
わがwaga身miひとつしかなくてさhitotsushikanakutesa
嘆nageいてもitemo 喚wameいてもitemo
暮kuれるreru夕闇yuuyamiにni消keされたsareta 涙namidaもろともにmorotomoni
涙namidaもろともにmorotomoni