愛しき地獄 歌詞 空想委員会 ふりがな付

ため息いき混まじりの朝日あさひ 登のぼる前まえから始はじまる
まばらな灯あかり点ともる住宅地じゅうたくち抜ぬけ
いつも通どおりの車しゃ両りょうの いつも通どおりの座席ざせきで
大たいして興味きょうみないニュースにも相槌あいづち

いつまで続つづくのか

彼かの日ひ夢見ゆめみた日々ひびも あの日ひ目指めざした僕ぼくも
遠とおく離はなれた別べつの世界せかいに置おき去ざり
思おもい描えがいた終焉しゅうえんに どうやら道みちは続つづいてない
そうわかってる でももう引ひき返かえせない

ため息いき混まじりの夕日ゆうひ 沈しずむ頃ころには抜ぬけ殻がら
まばらな灯あかり点ともる住宅地じゅうたくち抜ぬけ
味あじの変かわらぬ食事しょくじと 色いろのわからぬテレビで
この世よと繋つながる 命綱いのちづなを握にぎる

もし今いまこの暮くらしを捨すて去さって 全すべて御破算ごはさんにして
新あたらしい自分じぶんに変かわって 生いきていけるとしたら?

彼かの日ひ夢見ゆめみた日々ひびも あの日ひ目指めざした僕ぼくも
遠とおく離はなれた別べつの世界せかいのお話はなし
思おもい描えがいた終焉しゅうえんは 常つねに上書うわがきされていく
そうわかってる ここはもう 愛いとしい地獄じごくで
大切たいせつに 抱だきしめたい天国てんごく
もう引ひき返かえさない

ため息いき混まじりの朝日あさひ 登のぼる前まえから始はじめる