足りない 歌詞 moon drop ふりがな付

映画えいがみたいにはいかなくたって
大袈裟おおげさなことはなにも要いらないから
こんな毎日まいにちが続つづけばいいよな
化粧けしょうの下したの笑顔えがおを僕ぼくは知しってるから

紛まぎれもなく 君きみは愛いとしいひと

二人ふたりの匂においがふわっと舞まって
洗濯物せんたくものに付ついて
何十年なんじゅうねん、何百なんびゃく年ねんの間あいだ
染しみ付ついてもう離はなれないように
台所だいどころに立たつ君きみを寝ねそべりながら眺ながめていたら
もしもずっとがあるなら
君きみが教おしえてくれる気きがしたんだ

いつか僕ぼくたちも
思おもい出でになんのかな
想像そうぞうも出来できないくらいのとこへゆこう
服ふくや髪かみの色いろを真似まねしてみたり
二人ふたりでひとつ
本当ほんとうの意味いみでお揃そろいになりたい

背中せなかを合あわせて眠ねむる夜よるがあったり
争あらそい事ごとが絶たえなくなっても

初恋はつこいはこれが最後さいごの恋こいだと思おもう
最後さいごの恋こいはこれこそが初恋はつこいだと思おもう
なんて素敵すてきでいじわるな言葉ことばなんだろう
僕ぼくらに必要ひつようはないね

ちょっとくらいの別わかれが僕ぼくらを
待まち受うけていたとして
何十なんじゅっ回かい、何百回なんびゃっかいも
思おもい出ださせて後悔こうかいさせる為ために
ずっと胸むねに光ひかる想おもいを二人ふたりで温あたため続つづけて
離はなれなくなってしまおう
後戻あともどりも出来できないくらい

抱だきしめたいって思おもう度たびに
両腕りょううでじゃ足たりなくならない?
何十なんじゅっ回かい、何百回なんびゃっかいも違ちがう
強つよさで想おもいを重かさねてきたから
何回なんかいでも見みつめ合あう度たびに
両目りょうめじゃ足たりなくならない?
両耳りょうみみじゃ聴きき足たりないその声こえ
両りょう想おもいでいたいんだよ