マテリアル 歌詞 おいしくるメロンパン ふりがな付

決きまってあなたは計算けいさんなんかを嫌きらって
ハムレット 読よみ飛とばす結末けつまつが気きになって
紫外線しがいせん 抉えぐり抜ぬく繊細せんさいなシルエット
悠々ゆうゆう 火ひをつける一本いっぽんのシガレット

あなたの瞳ひとみで揺ゆれる夏なつが
実態じったいに価値かちなんてないことの
確たしかな証明しょうめい
回まわる日傘ひがさの陰かげの中なかで
運命うんめいなんてものがないってこと
ちゃんと教おしえてよねえ

机上きじょう論ろん あなたは真相しんそうを解とき明あかして
欠損けっそんだらけの平凡へいぼんを脅おびかしていく
踵かかとを踏ふんで歩あるかないで無惨むざんに潰つぶしたコンバース
きっと全すべてが乱暴らんぼうなアンチテーゼ

あなたにこの手てが触ふれるたびに
永遠えいえんなんてものがないってこと
僕ぼくは思おもい知しる
潮風しおかぜ荒すさぶ空そらの下したで
一瞬いっしゅんで錆さびてしまう今いまを
何度なんども繰くり返かえしながら

触さわれはしないものだけを信しんじていたいのさ
どうせ僕ぼくらも少すこしずつ朽くちてゆくなら
波なみの音ね 空そらの色いろのように
何度なんどでも僕ぼくらは別人べつじんになって
その度たびまた平凡へいぼんを否定ひていし合あうだろう

あなたがこの手てを解ほどく頃ころに
永遠えいえんが確たしかにあったこと僕ぼくは知しる
あなたの瞳ひとみに映うつる僕ぼくの
瞳ひとみに映うつるあなたに僕ぼくは見惚みとれてる
それが答こたえではないことも
正解せいかいに価値かちなんてないことも
僕ぼくに教おしえてよ

運命うんめいなんてものがないってこと
ちゃんと教おしえてよねえ