Deep River 歌詞 世武裕子 ふりがな付

点てんと点てんをつなぐように
線せんを描えがく指ゆびがなぞるのは
私わたしの来きた道みち それとも行いき先さき

線せんと線せんを結むすぶ二人ふたり
やがてみんな海うみに辿たどり着つき
ひとつになるから 怖こわくないけれど

いくつもの河かわを流ながれ
わけも聞きかずに
与あたえられた名前なまえとともに
全すべてを受うけ入いれるなんて しなくていいよ
私わたしたちの痛いたみが今いま飛とび立たった

剣けんと剣けんがぶつかり合あう音おとを
知しる為ために託たくされた剣けんじゃないよ
そんな矛盾むじゅんで 誰だれを守まもれるの

何度なんども姿すがたを変かえて 私わたしの前まえに
舞まい降おりたあなたを 今日きょうは探さがしてる
どこでも受うけ入いれられようと しないでいいよ
自分じぶんらしさというツルギを皆みな授さずかった

時ときには流ながれを変かえて 何なにも持もたずに
与あたえられた名前なまえとともに
全すべてを受うけ入いれるなんて しなくていいよ
潮風しおかぜに向むかい 鳥とりたちが今いま飛とび立たった