月見草 歌詞 フジファブリック ふりがな付

あの歌うたが きこえているよ
氷砂糖こおりざとうを 溶とかした畦道あぜみち
泥どろだらけ 遊あそび疲つかれた
僅わずかな静寂しじまに

ひぐらし鳴ないたなら もう行いかなくちゃ
枝えだを捨すてて振ふり返かえる
少すこし不安ふあんになった 顔かお見みて笑わらった
君きみがそこにいた

あの歌うたが きこえてるかな
細こまやかな 日々ひびの温ぬくもり
僕ぼくたちは 気付きづかずに
遠とおくへと 遠とおくへと 想おもい馳はせていた

夕暮ゆうぐれの 都会とかいの空そらを
思おもい出でが 塗ぬり潰つぶしてく
もう君きみは 僕ぼくのことなど
忘わすれちゃったかな

ひらいた月見草つきみそう もう行いかなくちゃ
オールのない船ふねに乗のって
爪弾つまびくギター持もって 伴奏ばんそうつけて
君きみに届とどけて

あの歌うたが きこえているよ
星ほしのような 逃にげ水みずのような
人生じんせいは 嗚呼ああどうして
こんなに こんなに
淋さみしさを連つれる 淋さみしさを連つれる