重かさなる躰からだに舌したを這はわす
高鳴たかなる鼓動こどう、息いき、滴したたる蜜みつ
打うち寄よせる波なみに
少すこしずつ高たかめて腐くさらぬよう
一呼吸ひとこきゅうだけ止とめて最後さいごまで
激はげしく求もとめて
胸むねの奥響おくひびく「此方こちらヘ御出おいデ」
愉悦ゆえつに溺おぼれる 息絶いきたえるまで
貴方あなたの注そそぐ愛情あいじょうは
四肢ししを縛しばり、視界しかいも絶たつ
突つき上あげられ洩もれる声こえ
共ともに深ふかいクレバスに堕おちよう
この夜よが明あけるまで
漆黒しっこくの炎ほのおユラリ蠢うごめく
乾かわいた鞭むちの音おとが木霊こだます
肌はだを斬きるように
のたうち回まわる様さま、響ひびく嗚咽おえつ
躰からだに証あかしを刻きざみ付つける
噛かみ締しめるように
果実かじつを貪むさぼり、パンドラを開ひらき
溢あふれ出だすこの両手りょうてに余あまる欲望よくぼう
貴方あなたに注そそぐ情熱じょうねつで
闇やみを燃もやし、思考しこうも絶たつ
口くちづけられたあの日ひから
二人深ふたりふかいクレバスに堕おちたの
繰くり返かえして果はてる共ともに幾度いくども
愉悦ゆえつに溺おぼれる 息絶いきたえるまで
貴方あなたの注そそぐ愛情あいじょうは
四肢ししを縛しばり、視界しかいも絶たつ
固かたく締しめ付つけ合あったまま
共ともに深ふかいクレバスに堕おちよう
この夜よが明あけるまで
重kasaなるnaru躰karadaにni舌shitaをwo這haわすwasu
高鳴takanaるru鼓動kodou、息iki、滴shitataるru蜜mitsu
打uちchi寄yoせるseru波namiにni
少sukoしずつshizutsu高takaめてmete腐kusaらぬようranuyou
一呼吸hitokokyuuだけdake止toめてmete最後saigoまでmade
激hageしくshiku求motoめてmete
胸muneのno奥響okuhibiくku「此方kochiraヘhe御出oiデde」
愉悦yuetsuにni溺oboれるreru 息絶ikitaえるまでerumade
貴方anataのno注sosoぐgu愛情aijouはha
四肢shishiをwo縛shibaりri、視界shikaiもmo絶taつtsu
突tsuきki上aげられgerare洩moれるreru声koe
共tomoにni深fukaいiクレバスkurebasuにni堕oちようchiyou
このkono夜yoがga明aけるまでkerumade
漆黒shikkokuのno炎honooユラリyurari蠢ugomeくku
乾kawaいたita鞭muchiのno音otoがga木霊kodamaすsu
肌hadaをwo斬kiるようにruyouni
のたうちnotauchi回mawaるru様sama、響hibiくku嗚咽oetsu
躰karadaにni証akashiをwo刻kizaみmi付tsuけるkeru
噛kaみmi締shiめるようにmeruyouni
果実kajitsuをwo貪musaboりri、パンドラpandoraをwo開hiraきki
溢afuれre出daすこのsukono両手ryouteにni余amaるru欲望yokubou
貴方anataにni注sosoぐgu情熱jounetsuでde
闇yamiをwo燃moやしyashi、思考shikouもmo絶taつtsu
口kuchiづけられたあのdukeraretaano日hiからkara
二人深futarifukaいiクレバスkurebasuにni堕oちたのchitano
繰kuりri返kaeしてshite果haてるteru共tomoにni幾度ikudoもmo
愉悦yuetsuにni溺oboれるreru 息絶ikitaえるまでerumade
貴方anataのno注sosoぐgu愛情aijouはha
四肢shishiをwo縛shibaりri、視界shikaiもmo絶taつtsu
固kataくku締shiめme付tsuけke合aったままttamama
共tomoにni深fukaいiクレバスkurebasuにni堕oちようchiyou
このkono夜yoがga明aけるまでkerumade