夜よるよおまえを みちづれに
ひとり手酌てじゃくで 呑のむお酒さけ
逃にげる男おとこが 悪わるいのか
尽つくす女おんなが 馬鹿ばかなのか
愚痴ぐちを注つぎ足たす 夜泣よなき酒ざけ
胸むねのすきまに 風かぜが吹ふく
酔よえば酔ようほど 傷きずに泣なく
めぐり合あわせに 背そむかれて
春はるが過すぎたら また冬ふゆが
情じょうつれづれ 夜泣よなき酒ざけ
酒さけのしずくは なみだ味あじ
みれんお猪口ちょこに 残のこるだけ
不幸ふこうばかりを 追おいかけて
いつも幸しあわせ 遠とおまわり
外そとは時雨しぐれの 夜泣よなき酒ざけ
夜yoruよおまえをyoomaewo みちづれにmichidureni
ひとりhitori手酌tejakuでde 呑noむおmuo酒sake
逃niげるgeru男otokoがga 悪waruいのかinoka
尽tsuくすkusu女onnaがga 馬鹿bakaなのかnanoka
愚痴guchiをwo注tsuぎgi足taすsu 夜泣yonaki酒zake
胸muneのすきまにnosukimani 風kazeがga吹fuくku
酔yoえばeba酔yoうほどuhodo 傷kizuにni泣naくku
めぐりmeguri合aわせにwaseni 背somuかれてkarete
春haruがga過suぎたらgitara またmata冬fuyuがga
情jouつれづれtsuredure 夜泣yonaki酒zake
酒sakeのしずくはnoshizukuha なみだnamida味aji
みれんおmireno猪口chokoにni 残nokoるだけrudake
不幸fukouばかりをbakariwo 追oいかけてikakete
いつもitsumo幸shiawaせse 遠tooまわりmawari
外sotoはha時雨shigureのno 夜泣yonaki酒zake