猫の手は借りて 歌詞 東京事変 ふりがな付

猫ねこが椅子いすに泰然たいぜんと構かまえじっと観みているこちらの模様もようを
四よん分刻ぷんきざみのアラーム直すぐに消けしては寝ねる人間にんげんの諸行しょぎょうを

今日きょうは遠とおく小ちいさい都市としで大おおきい規模きぼの戦争せんそうが起おこった
ニュースを読よもうと端末たんまつを取とり出だす所とこで終電しゅうでんへ潜もぐった
けれど知しらないみんなの匂におい密閉みっぺいされた電車でんしゃのなかで
徐やおら深ふかく安心あんしんしてしまい電話でんわはポケットを泳およいだだけ

猫ねこは干支えとや星座せいざに居いない…重大じゅうだいな役やくを全まっとうしての免除めんじょ
眼まなこで諍いさかいを吸すい尽つくし転送てんそうをするブラックホールまで
だからきっとあの国くには長年ながねん採用さいようしていないと思おもう猫ねこを
間違まちがいない人間にんげんの考かんがえなど結局けっきょく勝かち負まけばっかあーあ
わざわざ幻想げんそうを追おい回まわして損得そんとく勘定かんじょう最優先さいゆうせんちょっとも
割わりを食くいたくないと後あとでいくら弁解べんかいしたとて人間にんげんは
所詮しょせん尊大そんだいなままやはりやったことが全部ぜんぶだ何なにも云いわぬ

猫ねこの手ては借かりて